解決済み
社会問題に取り組む事業者ほど従業員が超高学歴の富裕層しかいないのは偽善で差別の助長だと思いませんか?たとえば世界の貧困問題に取り組む特定非営利活動法人の日本支部、たとえば若者がベンチャー感覚で立ち上げたソーシャルビジネス企業です。そういう組織ほど、活動するメンバーはみんな東大、慶応などの高学歴。もしくはICUなどの「意識高くて学費も高い」私学出身者です。 で、そういう組織・団体・法人の売り文句を呼んでいると、たとえばリクルートや電通や伊藤忠的な昔から名だたる大手企業出身者が立ち上げたとか、そうした大企業から助成事業を獲得しているとか、そうした企業がビジネスパートナーで協働事業をやっていると仰々しく自慢しています。で、そういう大企業は、いわゆる「Fラン」出身の私には履歴書を出すだけで弾かれます。 でもこれっておかしいと思います。なぜならエリート層、富裕層は貧困と遠いです。サイゼリアに行ったこともないような人が、サイゼリアさえご馳走に感じるネットカフェ難民や片親の子、児童養護施設出身者の気持ちはわかるわけがないと思いました。「社会問題を事業を通じて解決します」みたいに言っているのに、その当事者が中に居なければ解決できないと思いました。 大企業の節税対策の助成金とか行政の支出する公金をかき集めて、それを原資に「なんかそれっぽい意識高めの」カンファレンスやワークショップを兼ねたミートアップみたいなのをやってるだけで、それで世の中を良くした、サステナビリティだ、SGDsだとか言っているのもおかしいと思います。そういうエリートが温かいホテルのホールに集まって着飾っている一方、その外にはホームレスがうろつき、スーパーで見切り品の総菜を漁りがてら裏アカウントでフェチ相手の私物を売って家計の足しにしているヤングケアラーで女子高校生がいるんですよ。 さっきあげたような社会問題に取り組む人たちほど、そういう壮絶な貧困のリアル、失われた30年の社会問題の風景を知らないように見えます。日本は先進国で、経済大国で、自分が豊かだからみんな(多数派国民)も豊かなんだろうという前提のもと、あらゆる事業を立案し、実行し、ホームレスやJKビジネスしながら介護をするJKに目もくれず、カンボジアに学校つくったり、商社の人脈を用いてガーナの農村にコネを作りフェアトレードのオシャレなチョコをプロデュースしているんです。もちろんガーナ人も大事ですけど、どれもおしならべて割高で、彼女とデートに行くようなクリエイティブな感じのカフェでしか売ってなくて、そんな公正性も意識も価格も高い板チョコ1つ買えない、見切り品のプライベートブランドのチョコすら手に取って諦めてOKストアーから出ていく少女の存在を、彼らは知らないんです。山上容疑者みたいな人も知らない。 ちなみに、いわゆる「Fラン」出身の私の周りには社会問題の当事者はいっぱいいました。そこにすら到達できず高卒が限界だった子、ヤンチャや不登校で中卒になりかけた子もいる。生活保護が身の回りにあった人、親戚が宗教にのめり込んだ人。在日外国人で親が強制送還されそうになった人、ヤクザの一人娘・・・一癖もふた癖もある人だらけでした。その環境でも部活に精を流す優等生だった同級生は、キャバ嬢になってしまい突然立川駅で声かけられて変わり果てた姿にビックリしました。「ルフィ」一味に大学時代世の中の役に立ちたいと言っていたミスコン出身の女容疑者がいたのが私には他人事じゃなかった。 社会問題に取り組む事業者は、なぜこういうFラン出身者をメンバーに引き入れないのでしょうか。社会問題に取り組む事業者はその多くが社会的経済的弱者の側に立つはずなのに、その弱者を自分たちの側にはおかないんです。自分と当事者の間に明確な分断線を作り、弱者は支援対象や事業の受益者とみなすだけ、あるいは我流で編み出した社会課題解決のための実験的取り組みのモルモットにするか、ひどいど見世物小屋の珍獣扱いにした事業で補助金を獲得したり、飯を食うんです。 お察しかもしれませんが、私はこの界隈を知らないわけではありません。「中の人」だったことがあります。Fランでも雇われたのはそりゃあコネですよ。コネがすべてという点は上級国民コミュニティの特徴ですからね。でも、中にいたのについにぞ分からなかったのです。 最近転職活動をしていますが、ためしに有名どころにESを出したら全部、書類だけで弾かれました。当然です。私の母校の高校や大学の名前を見ただけで、彼らは迫害の対象にするでしょうから。けどそれって壮大な矛盾だと思いませんか? こうした団体は官民協働・連携も盛んで、公的な施策の一部を受託したりしてますし、公金も獲得しています。その原資は税金です。しかしどんな弱者だって、納税者なのです。
ちなみにこの手のソーシャルビジネスによくあるのが「カリスマ経営者」だけが当事者パターンであります。 虐待されて自殺未遂を経験した人、非行で夜の街を徘徊していた人、その夜の街でおじさん相手にウリをやっていた人・・・具体例を挙げればきりがありませんが、壮絶な状況から、日本でも有数の名門大学に入り、法人を立ち上げた人ですね。そういう人はちらほら、テレビや書店でも出てきます。 けど、その団体組織の従業員を見ていると、ほかの人はみーんな何不自由ない富裕層のエリートの子息だったりするんです。社会課題の当事者は創設者のみで、あとは「普通の並みの庶民の子」ほどの悩みや困難、生きづらさや苦労に直面した経験もなかった。高い学費も親が払ってくれて、親のプレゼントのBMWを乗り回していたりします。ただ共通しているのは、代表者やその組織のミッションに「共感」し、他人ごとながら「そんな問題があるということをあとから知り、その解決の一助になるため」に事業に携わったという感じです。 やらない善よりやる偽善とは言います。けど、なぜ「同じ当事者だが、名門大学に上がれなかった人」に雇用機会を与えないのかなと思いました。
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似たような話で、環境クズネッツ曲線というのを思い出しました。 経済的に発展した国ほど、環境問題を考えるという関係指数なんですけど、 結局は、人権やら環境やら貧困問題やらやってる連中、余裕がある人のクラブ活動なんでしょうね。 グレタさんとか、実家は大金持ちです。
ごめん。長いわ。。。 質問は簡潔に。 初めしか読んでないが、偽善でも差別の助長でもないと思う。 それで助かっている人がいるのは事実。 貧者はそんなことする余裕ないから、例え道楽だろうが、金持ちにはやってもらうべき。 金持ちは自己満足出来るし、貧者は実利を得られるし、WIN WINの関係でしょ。 Fランのあなたが大手企業に入れないのは、また別の問題でしょ。
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