国家公務員の採用についてです。

Question

国家公務員の採用についてです。国家公務員の選考には試験と官庁訪問がありますが、試験に合格すればどこかしらの府省庁には入れるのでしょうか？それとも、試験だけ合格して入れないなんていう人もいるのでしょうか。
官庁訪問が具体的にどういうものかよく知りませんが(面接とかでしょうけど)、要は試験さえ合格すれば安牌なのか知りたいです。

補足

普通に入れない人もいるんですね。
試験合格者の内、何割が内定貰えるのか大体で良いので教えてほしいです。

Answer 1

官庁訪問の話をされているので、国家総合職、国家一般職あたりを考えているのだと思います。その前提でコメントします。
この場合、人事院に採用の権限はなく、国家公務員試験は採用候補としても良い人を選抜するためのものとなります。
言い方を変えると、「官庁訪問」と言う名の採用イベントへの参加権を得るためのセレクションが、国家公務員試験と考えることができます。

したがって、参加権をゲットできても官庁訪問で落とされる人は存在します。
公務員一本という人もいますが、理系なら民間企業や大学院進学、事務系なら民間企業との併願者は多いようです。

国家総合職の場合は、そもそも採用予定よりも何倍かの合格者を出しますので、官庁訪問で競争が発生します。
国家一般職の場合は、地方公務員第一志望の人も多く、定員に空席を作ると人手不足になるといった事情もあるようで、どこでも良いから…と官庁訪問を受けまくれば、かなりの高率で内定を取れるようです。

Answer 2

合格して、国家一般職で働きたいと本気で思っていて、どこの官庁でもいい
というのであれば9割近くは採用されると思います。
数値上低く出るのは、国家一般職に合格したけど地元の県庁市役所に行くとか、国家専門職に行くとかで辞退する人がそれなりにいるからでしょうね。
検察庁とか法務局みたいな人気なところに採用されるのは難しいですけど、秋の時点では定員割れみたいなことになってる不人気なところもちらほらあります。大体防衛省の中にある自衛隊とか、あとは運輸局とかその辺。自衛隊って言っても自衛官じゃないから普通にデスクワークです。

Answer 3

試験に合格して官庁訪問する権利を得ても、そこでの面接で落ちることがあります。落ちれば職にありつけません。先方はより優秀な人材を求めて選別しますので官庁訪問には心して臨んでください。

Answer 4

試験に合格して、最後まで採用を希望すればどこかに採用される可能性は高い。とは言いますが、これは職場も勤務地域もえり好みしないなら。と前提がつくと思います。
合格したけど、行っても良いと思える官署がなく採用を諦めている人はそれなりにいると思います。

採用状況は
https://www.jinji.go.jp/hakusho/R4/1-3-01-3-1.html
を見ればわかりますが、一般職採用試験ならざっくり二人に一人が採用（不採用）です