配当金支払いのキャッシュフロー計算書表記について。 画像をご参考いただきたいのですが、決算短信表紙の配当金総額とキャッ…

Question

配当金支払いのキャッシュフロー計算書表記について。
画像をご参考いただきたいのですが、決算短信表紙の配当金総額とキャッシュフロー計算書の配当金支払い額が異なる理由はなんでしょうか。よろしくお願いします。

写真はユナイテッドアローズ2023年度期末決算短信です。

Answer 1

上の「配当の状況」は決算で確定したその期の配当金総額で、確定しても実際の支払いは翌期になりますね。
下のキャッシュフローはその期を通じて実際に現金で支払われた額です。
だから両者にはズレが生じます。

2023年度に実際に支払われたのは2022年3月期期末1株配当額12と2023年第2四半期末1株配当額12の24。
2022年3月期末と2023年3月期末で株数に変化がないとしたら、株数は541百万円÷19円。
その株数に先の24をかけると、541百万円÷19円×(12＋12)＝683百万円となります。

Answer 2

キャッシュフロー計算書の配当金の支払額は、その期間中に実際に支払った配当金の額です。
これに対し、決算短信に書かれている配当金総額は、その期の決算に係る配当金で、決算確定後に支払われる予定の配当金を含んでいます。

キャッシュフロー計算書の配当金額と決算短信の配当金額を簡単に確認してみると、
2022年3月期 決算短信配当額541×7(中間配当額）／19(年間配当）＝199.3≒200 になり2021年3月期の決算配当はなかったのです。

2023年3月期 541×12/19＋1339×12/47≒683
ということです。