陸上自衛隊には普通科、機甲科、特科など、さまざまありますが。 音楽科っていう部隊もあるのですか？ 楽器を演奏している…

Question

陸上自衛隊には普通科、機甲科、特科など、さまざまありますが。
音楽科っていう部隊もあるのですか？
楽器を演奏している音楽隊ってことですか？
これに専属している隊員がいるのですか？部活みたいなものですか？

本職があって、単に部活程度でやっているのであれば、
そういうのは、似たようなものが、どこの組織にもあるので良いですが、
専属で音楽科なんて言われると、それ必要って思っちゃうもので。

Answer 1

陸海空の正式音楽隊は音楽演奏専門の部隊です。
警察・消防の音楽隊と大きく異なるのはここなんです。

ただ、専門といえども、自衛官共通の訓練は当然に実施します。

会計隊がお金の計算や出納業務だけやってるのではなく共通の訓練もやってるのと同じです。どこの部隊も職種の業務に専従してるわけではない。

音楽演奏だけで生活が保障されるのは自衛隊だけです。
それで今では音大の有力な就職先になっており、院卒も珍しくありません。
高卒ではむつかしいですね。

また、定年も階級に関係なく６０歳です。ほとんどの自衛官が５５歳に比べると安定してます。

ＨＰによれば陸が４０名、空・海それぞれ１０名程度採用です。
入隊後は共通の新隊員訓練が待っています、芸大院卒でも特別待遇はありません。入隊年齢が３２歳になったので、音大出ても就職できないわと悩んでる人にはおすすめ。入隊してからオーディションあり、ＨＰで課目確認できます。

身分は自衛官であって技官ではありません。

音大で就職に悩んでる人には絶対にお勧め、入隊当初の３，４か月だけは
ちょっときついけど、それ過ぎれば「地上の楽園」が待ってまっせ！

国防がどうだこうだと、むつかしく考えなくていいんですよ。
自衛隊は軍隊じゃないし、平和憲法あるんで外国の戦場に放り込まれる心配
は一切ありません。台湾有事なんてありえません、安心してね。

以下は長文なんで暇なときにでもどうぞ。
正式音楽隊とは、以下の音楽隊であり、これ以外は隊員が厚生活動の一環で
編成しているものです。「○○駐屯地音楽隊」「○○学校音楽隊」など。
いわば部活ですね。

陸の場合 中央音楽隊 １個
方面音楽隊 ５個
師団旅団音楽隊 名称が「第〇音楽隊」 １５個

海は 東京音楽隊 １個 （中央音楽隊のこと）
大湊、横須賀、呉、舞鶴、佐世保の各音楽隊 ５個

空は 航空中央音楽隊 １個
北部、中部、西部、南西の各航空音楽隊 ４個

合計するとかなりの自衛官が音楽に専従しています。
３２個音楽隊、平均４０名で１２００名以上です。

Answer 2

音楽科は文字通り音楽に特化した職種です

儀式(式典など)での演奏や民間での広報目的の演奏だけでなく、有事や災害等を想定した訓練も行います

例えば指揮所や避難所など重要施設の警備や、廃材やゴミを利用した即席の楽器を作り民間人に対して演奏する、といった訓練をしている部隊もありました

実際私も師団検閲で音楽隊が防弾チョッキや小銃を持ってCP(指揮所)を警備しているのを見たことがあります

また、他の職種の隊員と同じように、警衛や当直などの特別勤務にもつきます

演奏が専門ではありますが、それだけしかやらない訳ではないよって事です

Answer 3

音楽隊の場合最近は音大出身の方も多いですが入隊後の基礎訓練課程は一般隊員と同様ですし昇進した場合の曹教も同じ課程を受けるので相応の体力が無いとついていけません
採用は楽器ごとなので楽器の空きが有るか否か次第ですから門は狭いかと

Answer 4

陸上自衛隊の場合職種として音楽科があり、音楽科の部隊が音楽隊です
慰問演奏による士気高揚、平時の広報活動と言うのが任務ですが、有事には司令部の警備部隊を任じられます、方面音楽隊なら方面総監部、師団司音楽隊なら師団司令部とカウンターパート的に存在するのはそのためでもあります
また、その程度の数では足りないので記念式典での演奏などを独自に行う事を目的に自衛隊の職種学校には本当に音楽部も存在します、こちらは学校の音楽科以外の職種の隊員で独自に編成されていることもありますね、名称としては学校長の許可で学校音楽隊を名乗れます