あなたがこの問題がわからない理由は重さと体積の関係が 曖昧な解釈だからだと思います。 まず前提として 水溶液は1mlの体積は1gの重さであるという理解を してください。 医療の現場では薬を患者さんに与薬するときは 基本的に重さの単位、gやmgといった単位を用いて 投与します。例えば内服薬6gを朝昼夕で3回に分けてとか、 抗生剤1.5gを点滴として、とか。 しかし内服は重さでよいのですが、点滴や注射といった 液体となると粉ではできないので精製水や生理食塩水や ブドウ糖といった理科で言うところの「溶媒」に溶かして 「溶液」の状態にして与薬します。また薬が液体であっても 量がすごく少なくて、それをワンショットで入れてしまうと 急激に血中濃度が上がり人体に危険な場合は、 上記溶媒に溶かしてカサ増しをしてから 点滴としてゆっくりと落とす方法が取られます。 そこから投与速度の話となると 「一定の量の液体を決められた時間内で点滴として落とす」 というような話になり、単位としてはml/hといったものが 現場で使われます。 この問題が言いたいのは「薬を2mg/hで落としたいが、 この薬を溶媒に溶かして溶液にしたとき、何ml/hで 落とせば良いか」ということです。 2%のリドカイン塩酸塩5ml リドカイン塩酸塩は点滴として体に入れる場合は 不整脈の薬として使われます。それが5mlあると言ってます。 このmlという単位は「体積」の単位です。 そして上記の前提から5mlなので5gあるという解釈になります。 この溶液の中に全てリドカインが入っているわけではなく、 そのうち2%がリドカインと言っています。 溶液の重さ× 濃度%/100 =溶質の重さ 中学理科で習ったことです。 中学数学でも連立方程式のあたりで食塩水の問題で出ていたと思います。 この式に当てはめると 5g × 2/100 =0.1g つまり5mlの溶液の中にリドカインは0.1g入っているという ことになります。0.1gはmgに換算すると100mgです。 (1g=1000mg) 5mlのリドカイン塩酸塩を500mlのブドウ糖に溶かすので 「量」としては505mlになります。 この溶液は量は505ml、 その中に100mgのリドカイン塩酸塩が入った溶液となります。 問題では2mg/hで点滴しろと言っています。 あとは比の計算です。 100mgと2mgを見ると100mgの1/50が2mgになります。 つまり505mlも1/50にすればよいので10.1 10.1ml/hが答えとなります(約10ml/h)
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2%のリドカイン塩酸塩5mlはリドカイン塩酸塩を100mg含んでいます(5000×0.02=100)。 これを500mL(正確には505mL)にしたのですから、濃度は100÷500=0.2mg/mLです。 2mg/分なので、1分間に10mLです。
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