児童養護施設出身等で生い立ちに恵まれなかった人が職場で差別や利用をされやすいのは何故ですか？

Question

児童養護施設出身等で生い立ちに恵まれなかった人が職場で差別や利用をされやすいのは何故ですか？

Answer 1

その人が個別の社会を持っていない(援護者・協力者が少ない)からだと思う。そういう人は社会から孤立し、親を通して受けるような社会についての予備学習が無いので、職場で不当な扱いを受けても抗弁するすべがなく、自分の正当性(権利)を主張できず、都合の良いように利用されてしまうのだろう。
また、社会が未発達の時代は、親の病気や死で経済力がない家の子どもが過酷な児童労働をしていた。炭坑作業や丁稚といった、危険だったり休みの無い仕事についていた。生い立ちに恵まれない子どもの扱いは、それに準じたモデルになっているのだろう。
加えて、昔から日本には相手の弱みを熱心に探って、そこに付け込む習慣がある。いまもそういう考えが根強く残っているのだと思う。