公務員への強さは合格率で決まると思うのですが、受験者数が判らないので答えようがないですね。 かっては国家公務員試験の受験者数や合格者数の大学別数字を人事院が公表してましたが、その頃の国家公務員一般職合格率は南山>中京>愛知の順でした。 愛知大学は公務員受験者がそもそも多いので、合格者数も多くなりますが、その裏では敗残者累々で、公務員に採用されずに、中小民間企業へ行く人が多いのも現実です。 また、近年は東大から官僚になる人が減ったと言われる様に、難関大学から公務員になる人が少なくなっており、公務員の多さは必ずしもレベルの高い大学とは言えません。 そして、都会的と言われたり、富裕層が多く進学する大学は公務員になる人が少ないのも厳然たる事実と言えるでしょう。 この事で気になるのは、南山大学の相対的地位が下がるにつれて、南山大学の公務員就職率が高まっている事です。 昔から南山大学からも公務員になる人はそれなりに居り、上に書いた様に合格率も高かったのですが、近年は南山大学から警官になる人が多くなったなど、明らかに従来とは異なる傾向が見て取れます。 逆に中京大学は相対的に地位を上げているのに関わらず、公務員率はある程度上がった物の、それ以上は伸びていません。 その一方で国家公務員総合職に挑戦する人が多くなり 2019年からの合格者が9人、13人、13人、11人で、この間に法務省2人、文科省1人、造幣局1人の採用があったとの事で、地方私大からこの実績は異例とも言えるのでは無いかと思われます。 対する愛知大学で気になるのは、公務員就職者数は多くなったのですが、かっては有名企業400社採用率で中京大学と愛知私大2位の座を争っていたのに、今や南愛名中では離されたビリの座に落ちています。 これは愛知大学が、中でも特に男子は公務員就職に全振りして民間就職力が落ちている事を表しています。 恐らくこの背景には愛知大学の合格者数上位高校に名古屋市内の高校が少なく、学生の地方出身者割合が高い事を反映しているのだと考えられます。 逆に現代の都市系大学生に人気の放送や出版、新聞などの有名メディア系へ就職する人が殆ど無い事でこれを裏付けていると言えるのでは無いでしょうか。 実は、この質問は卒業後に都会へ出て行く人を低く見て、男子は地元で公務員になる事を良しとする、田舎者の考へその物ですよね。 愛知県から東西の有名大へ行った人がこの質問を見たら、鼻で笑うのは間違い無いでしょう。
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