人事で採用業務や手続きを行っています。 まず、試用期間中の職歴に関する記載ですが、本来であれば 記載しなければなりません。 ですが、実際問題として記載せずともまず、発覚する 事はありません。理由としては下記からの事情となります。 1.雇用保険被保険者証の提出は雇用保険被保険者番号のみでの 手続きとなり、実際の雇用保険被保険者証は本人控え分と 会社への提出分と切り離して使用できるようになっており、 会社提出分には被保険者となった日付や会社名の記述がなく、 本人名と被保険者番号のみの記載となるため分かりません。 2.離職票については企業の中では離職票の提出を 求める企業も稀にありますが、離職票は転職に必要な書類 ではなく、雇用保険受給資格を得るために必要となる書類なので、 次の職場に提出する書類ではないため、こちらから足がつくことは ありません。 3.年金基礎番号。年金基礎番号においても近年ではマイナンバー で手続きが完結する為、過去の職歴は分かりません。 また、マイナンバーで手続きをしない場合でも年金基礎番号だけ 分かれば、年金手続きが出来ます。実際に年金事務局に手続きを 行う際の書類においても過去の職歴や加入履歴などを記載する 欄は一切なく、単に、年金基礎番号と新しい会社の事業登録番号 や事業所名などのみとなるので、こちらからも過去の加入歴で 足が付くことはありません。 また、過去の履歴からバレる…という意見も稀にみますが、 こちらも実際に調べればバレますが、普通は人事や総務は忙しいので、 そもそも過去の履歴を調べるためにはそれに伴う書類を改めて 提出しなければならず、そんな面倒なことはしません。 更に過去の加入履歴を調べるためには基本、本人の捺印と署名が 無ければ調べられません。なので、本人の同意無くして 加入履歴を見ることは出来ません。ただ、捺印署名など別に 印鑑証明や戸籍謄本などが必要なわけではないので、やろうと思えば 署名と捺印を偽造して調べることは可能ですが、そんなことを 常識ある企業が行っていることが発覚したら大問題です。 それこそ、大きなコンプライアンス違反となってしまいます。 なので、職歴詐称などを疑う企業の中では事前に 入社時に過去の職歴や加入履歴を確認する可能性があることに 対する同意書の提出を求めることもあります。 因みに自分の会社は世界35カ国に拠点があり、従業員数2000名を 超えた同業では名前の知れた企業ですが、過去の職歴調査や 加入履歴などは一切調べません。採用するにあたって、面接を 行い、その中でその人を判断しているのですから、その人の過去は どうでもよい話で、これからのその人の活躍に期待をするからです。
なるほど:3
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