>司法書士の世間的なイメージってどんな感じでしょうか? 親や周りの高齢者に聞くと「登記屋」「登記所」なんて言いますね。 それより比較的若い世代ならば過払いのCMをよく見るから債務整理をする印象もあるかもしれません。 >恥ずかしながら私は調べるまで行政書士との違いが分かっていませんでした。 これは仕方がないですよね。 150年ないし120年前から行政書士は司法書士に名称を似せることを長期間に渡って何度もしてきているので、そのような認識の人も生まれてしまいます。 ざっくりと言うと、 司法職務定制なる法律に基づく代書人と言う職業名ができれば、根拠無く代書人を名乗り、 司法代書人法と言う法律で司法代書人と言う職業名ができれば、根拠無く行政代書人を名乗り、 司法書士法と言う法律で司法書士と言う職業名ができれば、根拠無く行政書士を名乗り。(後に紆余曲折しつつ、戦後の混乱期に行政書士法が制定)。 また、成年後見サポートセンターリーガルサポートができれば、コスモス成年後見サポートセンターを名乗り、 法テラスができれば、行テラスを名乗り。 以上のような感じでして、流石にこれだけ何度も長期間に渡って困惑することをされたらそうに思う人も居ますし、以前は私も勘違いしてましたし。 ちなみに士業の存在の性質としても行政書士は別物です。 行政書士以外の専門士業は、全て専門分野に関する具体的な試験がされており、専門分野の代書や代理等の業務をしています。一方、行政書士は、一般的抽象的な試験しかしておらず「専門職がいない分野の代書が業務」と言う職種です。 この点、例えば行政書士には税務書類や会計書類の作成が一部許されてますが、行政書士と税理士や会計士を似た職業だと言う人は余り居ないのでは。また、行政書士に図面作成が一部許されているとしても建築士や土地家屋調査士と似てるとも言われないでしょう。 そうすると、これらについての軸をしっかり持つと、名称が似てる(似せられた・似せた)だけの関係しかありません。 そもそも行政書士制度を所管する総務省自体の基準(日本標準職業分類)においても、司法書士は法務従事者ですが、行政書士は名指しで法務従事者ではないと明示されており、その点も類似してないことが明らかです。 >また難しい資格であることも知りませんでした。 司法書士法第1条の国民に対する使命を全うするためでしょうね。 なお、行政書士法第1条は行政書士の業務の適正化(行政書士の取締り)を主眼に置いている旨が書かれています。 >税理士さん弁護士さんは一瞬で凄い!税金の、法のスペシャリストってなりますよね。 >難易度は税理士ぐらい難しいみたいですが…。 先にも述べた通り、登記のスペシャリストとしては知ってる世代も居ます。もっとも、登記に興味がない人は多いので、そうするとおっしゃるとおりに結局は目立たないですね。なお、「難関なのに控え目」と言う存在は私は良い事に感じます。バッジも士業の中で一番小さいはずで、これも司法書士らしいですね。 一方、行政書士は、士業の中で一番試験は簡単だけども、バッジの大きさは以前から大きく、しかも近年は弁護士と同じ大きさのものも作ったようですね。 余談が多目になりましたが、イメージの形成の原因も含め、こんな感じだと思います。
代書人は目立たない。 地味でもよい代書人であーる!
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