一部事務組合ってどういう扱いですか？

Question

一部事務組合ってどういう扱いですか？東京都の特別区には競馬組合、人事厚生事務組合、清掃組合などありますが、これは区所有のものを運営するためにつくられた組織という認識であってますか？
独立した組織ではなく、区の下に位置づけられているということですよね？

特に競馬組合ってどういう扱いなんですか？（特別区に限らず）
所有権は区、または県にあって、その運営を任せるためにあるのが競馬組合なんでしょうか？
つまり競馬の所有者は組合ではなく、区や県などの行政ってことですか？

Answer 1

一部事務組合とは特別区に限って設置されたものではなく、自治体同士が事務の一部を共同で処理する時に設置される法人になります。

地位としては、特別地方公共団体になりますので、新宿区や渋谷区といった他の区と同様独立した組織になります。

簡単に言えば、A区とB区で同じ仕事を一緒にしましょう。どちらかの区に事務局を設置するのは大変だから部署ごと独立させましょうと言った感じです。

本質は同じ仕事を処理することなので、建物の所有者が誰かは重要ではありません。区所有のものというよりも、区所管の仕事を処理するための組織です。

そして、特別区競馬組合は運営をやっている感じですかね。ちなみにお隣の神奈川県川崎競馬組合は神奈川県と川崎市の一部事務組合になります。

大井競馬場の場合、建物の所有は東京都競馬株式会社が所有しています。（大株主が東京都庁で、社長も都の副知事が天下りしてるので実質的には都が所有していると言っても差し支えないかもしれません）
大井競馬場を賃借し、運営しているのが特別区競馬組合になります。

ちなみに、川崎競馬場の場合、建物の所有はよみうりランドで、賃借・運営は川崎競馬組合が行っています。