税理士試験と会計士試験では難易度の違いはどれくらいですか？

Question

税理士試験と会計士試験では難易度の違いはどれくらいですか？

Answer 1

難易度という概念が「早くとれるのはどっちか」という意味合いか、「時間をかけても確実にとれるのがどっちか」という意味合いか、により解答がことなってきます。

私も、税理士試験、会計士試験の両方を受け、合格していますが、難易度はやはり公認会計士試験の方がむずかしかったです。どんなに勉強しても、なかなか合格水準の理解に到達できず、緊張の連続の試験でした。
税理士試験は、応用力が全く要求されないので、「要は覚えればいいんでしょ」という感じでした。

ただ、ここまでのはなしは「時間をかけても、確実にとれるのはどっちか」というレベルでのはなしです。
税理士試験は「要は覚えればいいんでしょ」という感じでしたが、その覚える量が「半端ない」感じでした。会計士試験が、始めは「2年で受かる！」という気持で受けられたのに対し、税理士試験は最初から「最低3年はかかるな」という気持にならざるを得ませんでした。

その意味で、「忍耐強く暗記の努力を続けなければいけない」という意味で難易度が高いのは「税理士」とも言えます。

個人的には「取れるか取れないか」が重要だと考えるタイプだったので、「どんないがんばっても才能がなければ取れない」と常に思い悩まされた会計士試験の方が「きついけど、要はやればとれるんでしょ」と思い続けられた税理士試験よりも難しいという印象を持ちました。

多分、才能がある人（東大・京大・早慶・旧帝大レベル）にとっては税理士よりも会計士の方が簡単にとれ、才能が無い人にとっては税理士の方が会計士よりも簡単にとれると思います。

税理士試験は、良くも悪くも努力の試験であり、「努力すれば確実に取れる」と考えるか「こんなに努力しなくちゃとれない」と考えるかで、難易度の体感も異なってくるのではないでしょうか。

あと、税理士試験は、大学院を出たり、国税庁で働いたりすると科目がどんどん取得できるので、お金と時間があれば容易に取得できる、という見方もでき、その意味で会計士の方が難関資格と称されるのでしょう。

Answer 2

ずいぶん前に両方受けたことがありますが、どちらの方が難しいということは無いと思います。

税理士試験の方はかなり暗記力とスピードが要求される印象でした。規定を細かいところまで丸暗記していないと、回答が時間内に間に合わないと思います。
会計士試験の方は全体として基礎的な知識と、それに基づいた論理展開などの整合性も求められていた気がします。科目によって難易度がばらついていて、現在の試験科目とは違いますが、当時は簿記･原価計算･財務諸表の会計3科目はさすがにみんな勉強しているので、平均点が非常に高く満点に近い点数を取る必要がありました。商法と経済学は非常に難解で、模擬試験などでも平均点が非常に低く、100点満点で40点台くらいだったと思います。監査論と経営学については、前の5科目と異なり試験勉強に必要なボリュームも少なく、比較的簡単に点が取れていましたね。

仕事をしながら資格取得を目指すかたや記憶力に自信のある方は税理士の方が向いているかもしれませんし、逆に勉強時間を十分に取れる方や体力と論理的な考え方に自信があるなら、会計士の方が向いているかも知れません。

Answer 3

昔は公認会計士の方が難しかっ
たですが、今は公認会計士の方
が難しいとも、税理士の方が難
しいとも言えます。なので僅差
ですね。

社会的な地位は公認会計士の方
が高いので、公認会計士の方が
難しいという印象がありますが
、近年公認会計士は易化、税理
士は難化しています。