<格> 国と人事交流した場合、国の班長クラスが県の課長になっているので、制度上は国が格上となるのだと思います。ただ、仕事をする上ではお互い不可欠なパートナーと言った感じで、上下という雰囲気はありません。大雑把に言うと、国の仕事は関連分野の法律を作ったり、国庫補助金の制度を作り採択・運用することですが、現場(地方)の情報無しにはよい仕事はできません。地方はできるだけ実状を法律や補助制度に反映させたいので、積極的に情報提供しますし、運用するときには国と密接に連携します。国と地方との関係は、役割分担というのが共通認識だと思います。 <待遇> 地方の給与は自治体によって異なるので一概には言えませんが、基本的に国の方が年収は多いと思います。ただ、担当分野に国会での焦点があたったりすると凄まじい激務になるので恵まれているとは思えません。一方、地方は「議会のない出先」(県事務所、試験場ほか)に赴任することも多いので、その間はキラーストレスから解放されます。満足度/生涯ストレスを比べると、私は地方の方が良いのではないかと思います。(国の出先は地方と比べると限られているので) <安定> 余程のことがない限り生首を切られることはないので、どちらも安定職場と言えるのでしょうが、中途退職(転職)する者は国に限らず、地方でもけっこういます。前向き(ステップアップ)な例もあれば、心を病んでという事も少なからずあるので、「安泰か」と言えば「必ずしも..」となると思います。 ※国家公務員については農水省の技官を、地方公務員については農林水産関係の技術職をイメージしてます。
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格上かどうかで行ったら、国家公務員総合職は公務員のトップですね。で、地方上級(都道府県、政令市)と国家公務員一般職は同格だと思います。
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かつて、何十年か前は、格としては国が上、待遇は地方が上と考えられたことがありました。その理由と、それの現在に至る変化を少し考えてみましょう。 例えば、日本が戦争をしていた頃は、権力(格)としては国が上でした。戦争の遂行のためにはそういうことになります。戦後の経済成長期は地方が盛り返しましたが、成長が止まってバブル期にいたる頃(1970~90年代)、膨張した地方組織はふたたび国の交付金支援を求めるようになります。この時代は、上に述べたように、格としては国が上、待遇は地方が上 という状況でした。でも、これは過渡的なものだったと思います。 現在はどうかというと、国全体が没落したので、国が特に格上ということもなくなったと思います。いっぽう、地方も財政逼迫により、国よりもよい待遇を地方で維持する理由も力もなくなったので、平等になりつつあるといえると思います。現実はすでに平等、でも、古い考えの人はいまだに、格としては国が上、待遇は地方が上、なんだと思います。
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