娘さんの学力や学習環境・学習能力(効率)などに依存しますし、団体や職種による難易度差も存在します。 このため、合格可能性は何とも言えません。 ただ、2年生の末に中程度の学力を有するならば、5カ月の対策で「筆記試験は合格水準に達する可能性がある」と思います。 もちろん、「適切な対策」を「しっかり進める」ことが大前提です。 適切な対策とは、予備校を頼っても独学でも「自分なりの課題を整理し、対応すること」だと言えます。 何でも鵜呑みにして進めるのであれば、仮に予備校を利用しても「良い結果に結びつかない可能性」が高まります。 …で、高卒公務員を目指すうえでの最大のリスクは、仮に全て不合格だった場合に「その後の進路に窮する」ことだと思います。 高卒公務員の結果が見えた段階から進学や就職を目指しても、当初から目指すよりもレベルが下がる可能性が非常に高いからです。 仮に公務員専門学校に進学しても、望みどおりに事務系職種の公務員に最終合格するのは、相当に厳しいことです。 ある公務員専門学校の実績を見ると、全生徒の50%程が何らかの「事務系職種の公務員試験」で筆記合格しています。 しかし、その中から地方公務員の最終合格に至るのは3割程度(全生徒の15%程度)でしかありません。 この公務員専門学校はデータの誤魔化しもみられず、非常に頑張っている学校だと思うのですが、厳しい現実があります。 仮に、公務員専門学校に進んでも「望みの結果が出ない場合」は、その先の進路(就職など)は、更に厳しくなります。 このため、それなりの難易度の大学に進学し、公務員や優良企業を目指した方が「安全」だとは思います(学費は高くなりますが)。 …そう考えますと、「それなりの難易度の大学への進学」を目指しつつ、高校3年生で公務員試験を受ける方が「安全」です。 「何が何でも高卒公務員」と考えるのでなければ、そうした方針をお薦めしたいところです。 なお、初級試験の年齢ごとの合格率が判断できるデータは少ないのですが、ある県庁が公表しているデータが参考になります。 私の手元には2年度分(2020年度・2021年度)しかデータがないのですが、それによると… 18歳になる年度の受験…合格率27.1% 19歳〃…合格率8.6% 20歳〃…合格率15.8% 21歳〃…合格率13.1% …となっています。 こうしたことは、団体ごとに差があると思うので、「娘さんの受験先も同じ」とは言いません。 他の回答者さんの情報で「初級の合格者は19歳や20歳が多い」との記載も見たことがあります。 …自説に合わない他の回答者を攻撃し、質問者に侮蔑的な回答を返す…中にはそんな恥知らずな回答者も存在しますが…その記載をした方は「良識的な回答者さん」なので、信憑性はあると思っています。 ただし以前、無作為に(Web検索に掛かりやすかった)6つの県庁(東北1県・中部1県・中国1県・九州3県:全て初級の採用枠を持つ団体)について、職員の増加数を調べたことがありますが… 2018年度~2021年度の4年間のデータから3年間の職員増加を調べると、18歳は192名、19歳は92名、20歳は98名、21歳は48名が採用されたと推測できました。 この推測値は退職者の影響を考慮できていませんが、18歳での採用者が、他の年齢に逆転されるほど退職しているとは考え難いです。 このため「年齢での差別的な扱い」なんて意味ではありませんが、トレンドとしては「若年者の採用が多い」との理解で良いと思います。 …私の周囲の自治体も、同様の傾向にあります。 従いまして、公務員専門学校に進学するのは、現段階から目指すような進路ではない事だけは、明らかだと思います。 何れの方針で進まれるのでも、娘さんが良い結果を得られますよう、お祈りしています。
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