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簿記検定2級「連結会計:未現実利益の消去(棚卸資産)」について教えて下さい。 【テキスト問】 P社はS社の発行済…

簿記検定2級「連結会計:未現実利益の消去(棚卸資産)」について教えて下さい。 【テキスト問】 P社はS社の発行済株式の60%を取得し、支配している。次の各取引について、当期の連結財務諸表を作成するための連結修正仕訳をしなさい。 (1)S社の期末商品のうち30,000円はP社から仕入れたのもである。 P社は当期より30%の利益率でS社に商品を販売している。 ◆(1)のテキスト回答 (借方)売上原価9,000(貸方)商品9,000 (2)P社の期末商品のうち24,000円はS社から仕入れたものである。 S社は当期より原価に20%の利益を付加してP社に商品を販売している。 ◆(2)の私の回答 (借方)売上原価4,800(貸方)商品4,800 (借方)非支配株主持分当期変動額1,920(貸方)非支配株主に帰属する当期純損益1,920 ◆計算式 ・4,800=24,000×0.2 ・1,920=4,800×0.4 で、間違ってます。 ◆(2)のテキスト回答 (借方)売上原価4,000(貸方)商品4,000 (借方)非支配株主持分当期変動額1,600(貸方)非支配株主に帰属する当期純損益1,600 【私の相談】 (1)は解けるのですが(2)の4,000円の出し方が解けません。 テキスト回答には 24,000×(0.2/1.2)=4,000 とあるだけで、数字を見て原価20%が関係しているのはわかりますが、どうしてこのような計算理由になるのか教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いいたします。

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回答(1件)

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    「利益率」と「利益付加率」の違いですね。 (1)は「利益率30%」と記載があります。 この場合は、売上利益率が30%だと解釈し、「売上に対して」30%の利益を含んでいると判断します。 そのため、売上30,000円の30%である9,000円が含まれている利益だと分かります。 (2)は「原価に20%の利益を付加」と記載があります。 この場合は言葉通り、「原価に対して」20%の利益を含んでいると判断します。利益付加率とも言います。 原価に対して20%ですので、原価 × 1.2 = 売上 だと考え、 逆算して24,000 ÷ 1.2 = 20,000 が原価となります。 あとは、24,000 - 20,000 = 4,000 と計算するか、20,000 × 20% = 4,000 と計算して含まれている利益を計算しましょう。 含まれている利益が「売上に対して」なのか「原価に対して」なのかによって計算方法が変わります。 この辺りは簿記の知識というよりは読解力が求められますので、演習問題や過去問題などで問題文に慣れ、落ち着いて問題文をよむクセを付けてることで対策しましょう。

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