解決済み
臨床心理士と公認心理師はそんなにも食べていけない職業なのですか?高3です。私自身、ずっとカウンセラーに憧れて、色んな悩みを抱えた人が気軽にカウンセリングを利用できる社会するという目標を持って受験勉強を頑張ってきました。 前々から低収入なのは知ってはいました。でも、最近何故か本当にこの選択が正しかったのかと思うようになりました。実際カウンセラーで食べていけてるとかは聞いたことないです…。 6年かけて、高いお金もかけて、苦労してとる資格なのにって思ってしまっています。素晴らしい仕事や資格なのにって。でもカウンセラーへのあこがれは変わりません。心理学についての本も何冊か読みました。ただ私にとってはまだ未知の世界なので将来が不安で仕方ないです。もう年末で、一般入試も着々と近づいてきてますが志望学部を考え直した方がいいでしょうか?科目に関しては今から変えたとしても問題ないです。 また現役の臨床心理士や公認心理師の方々がいらっしゃったら、やりがい等6年(きっとそれ以上の)努力して良かったと思うところはありますか?一人暮らしも厳しい感じでしょうか…? ごちゃごちゃですみません…将来は親孝行も沢山したいと思っているので、どなたか教えてくださいm(*_ _)m
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大卒後、地方自治体(都道府県)の心理職をしています。 心理職の研修などで他の都道府県・医療機関の心理職と資格制度についてあれこれ議論したことが懐かしいです。 児童相談所や精神保健福祉センター、障害者の支援センター、児童福祉施設、医療機関などなど、いろいろ異動してきました。基本的にOJT(On-the-Job Training/オン・ザ・ジョブ・トレーニング)、つまり現任訓練でスキルアップ、職場で実務を行いながら働いてきました。 1.心理職の仕事は、国・自治体、医療機関などが主なところです。 (1)「仕事が少ない」というのは、正規職員の募集数が多くないということ。 中には非常勤をかけ持ちという人もいます。 スクールカウンセラーなどは時給は結構高いのですが、非常勤では勤務時間全体は少なくなるので総収入は高くないということです。 医療機関でも、規模の小さいクリニック(診療所)では、非常勤扱いの場合もあるでしょう。その場合は複数のかけもちでの仕事となります。 (2)国・自治体、あるいは一定規模の医療機関の正規の職員であれば「給料が低い」ということはありません。 2.医療機関に限らず、正規職員の公募は他の仕事と大きな違いはありません。基本は「公募」です。 (1)医療機関であれば、大概は病院の心理室、リハビリ室などに所属して、医師のオーダーによる心理検査を行ったり、相談、リハビリに参画したりするでしょう。病院によって内容は結構かわってくるでしょう。 a.小児科関連であれば、発達検査・知能検査などを行ったり、心理相談を行ったりします。 b.精神科関連では、知能検査や様々なスクリーニング検査を行います。精神障害(発達障害も含む)が対象となります。デイケアに参加することもあります。 c.神経内科、リハビリ関連では、高次脳機能障害の検査、訓練をおこなったりするかもしれません。 (2)「公募」などについては、ハローワークのネット情報などでイメージをつかんでください。 https://www.hellowork.mhlw.go.jp/ (3)自治体などでは「心理」という枠ではなく、「福祉」で採用しているところもあります。イメージは、以下の「公認心理師協会」のホームページをご覧ください。 https://www.jacpp.or.jp/ 3.心理学は文系となっていますが、内容的には理系的な考え方、統計的な考え方を求められます。理系からのデメリットは、入学試験の学科でしょうか。文系と理系の学科の違い、配点等。
なるほど:1
ありがとう:1
日本だと、いわゆるカウンセリングは精神科医がやっていることが多いんですよね。 そして精神科医が行う分には医療保険も使えるけれど、公認心理師のカウンセリングが医療保険でも認められるほど国の予算にも余裕は無い。 少しは認められる部分もありますが、それでも少ない。 アメリカなんかであれだけカウンセリングができるのは、個人加入の健康保険で医療機関にかかるから、という点もあるんです。 逆に国民皆保険が無いので、自分で保険に入らない・安い保険にしか入れない人の医療環境は悲惨ですがね。 アメリカでカウンセリングや心理学が発達、普及している背景には、銃犯罪や交通事故、戦争帰還兵やドラッグ中毒者、離婚や捨て子・移民など複雑な家庭環境の人、などの割合が高いからという点もありますし。 それと、カウンセリングって占いやスピリチュアル系のサークル、そのアクティビティなんかで代替できてしまう部分も大きい。 加えて、欧米と比べてアジアって元々「恥」の文化があるので、特にある程度以上年齢が上の人だとプライベートのことを他人に話すのに壁があることも多いです。 また、欧米、特にアメリカは自分の主張をしていく文化、どう伝えるかも教育の中で磨かれる土壌があるので話す力が付いている。 対して日本は「察し」の文化で、バーバルコミュニケーションよりもノンバーバルで伝えたり伝わったりすることが多いので、そこもカウンセリングの必要度がハネない原因なのでは、と思います。 質問者さんは、今まで何回カウンセリングに行ったことがありますか? 質問者さんは無くても、質問者さんの周囲の人は、何人くらい、どのぐらいの頻度でカウンセリングに行っているでしょう? 勿論プライベートなことなのでなかなか実態は分かりづらいと思いますが、つまりはそう言うことなんですよ。 他者にプライベートのことをどこまで話すかの文化的違い、健康保険制度や命・家庭などに関わるストレスの違い、、、。 強調しますが、勿論他にも色々理由はありますし、上記には私の私見もがっつり入ってます。 ただ、日本で公認心理師やカウンセリングの必要度、利用度がいまいち上がらない原因はたくさんあると思います。 とりあえず心理学部卒でも一般企業に就職して普通のサラリーマンのお給料や昇進してる人もいますから、心理学部に進んでも心理職に就かなければ良いだけかと。 心理学部で学んでいる中で、教授や先輩からも話を聞き、どうしても心理職に就きたければ院進すれば良いのです。 今から志望学部変えるって言っても、他の何学部が良いのか調べたり願書とか受験科目とか大変ですよね? それに心理学部に行かずに将来仕事で悩んだりしたら「どうしてあの時他人の言葉に流されて心理学部を諦めたんだろう」と後悔しますよ。 先ずは受験、頑張って下さいね。
なるほど:2
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