理由は、ベーリング海の緯度は高いからです。そしてシベリア高気圧の存在です。 冬になると、ユーラシア大陸の東端にはシベリア高気圧が居座ります。 そのシベリア高気圧の南端をかすめる様に、日本海を低気圧が東進します。 その低気圧が日本の東に達する頃には、寒気と暖気の差が大きくなって急速に発達します。そしてさらに北東に向かって進みます。 ところが、緯度が高いほど単位経度当たりの距離が短いので、シベリア高気圧とベーリング海に達した低気圧の気圧差が「近くて大きい」と結果に至ります。 なので、ベーリング海には多数の等圧線が近距離に何本も並ぶことになって強風が吹くのです。 これがベーリング海が荒れる理由です。 下図をクリックすると拡大されます。
まずは極端に海峡の幅が狭くなっています。 そこへ海流が流れ込んで来ますので、流れが急になります。 ベーリング海の低気圧は、もともと、大陸から来る寒気で生まれた低気圧であって、日本を通過して、東に抜け、北東進した際に発達したものです。 真冬に、多く見られ、台風レベルに発達することは、よくあります。 寒気は、重く、質量が、大きく、高気圧を形成します。 この気団が、回転しながら、移動すると、周辺の空気 と摩擦が、生じて、渦が、生まれ、低気圧が、生まれます。 大陸からの移動性高気圧は、次から次へと並んでやって来ますから、その狭間では、北からと南からの気流が、ぶつかり合うので、余計に低気圧の渦が、生まれ易い条件が、揃っています。 このことでベーリング海は低気圧の墓場と呼ばれ荒れるのです。
なるほど:8
< 自分のペースで、シフト自由に働ける >
パート・アルバイト(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る