司法書士試験の合格者です。 これを言うと、最近の受験生に怒られるかもしれません。 「司法書士は年々難しくなり、今や司法試験並みまたはそれ以上の難関」明らかに大嘘です。 確かに司法書士試験の「問題」の難易度は年々難しくなっていて、マークシートだけなら司法書士試験の方が難しいかもしれません。しかしその分、マークシートの基準点も下がっています。 司法書士試験は何点取れば合格という試験ではなく、何位以内であれば合格という試験です。ということは、問題の難易度が上がれば、周りにいるライバルも得点が下がるので、問題が難しくなっても、合格する難易度は変わらないということになります。 そして、合格率(つまり上位何位未満なら不合格になるか)は、年々高くなっており、「問題」の難易度は上がっても、「合格」の難易度は下がっているのです。 これは、客観的、定量的なデータとして明らかな事ですが、定性的な証拠もあります。 私が受験していた頃は、過去問ばかりをやっていても受かりませんでした。テキストに書いていることを全部暗記する必要があり、これが大変な苦行だったのです。過去問は、テキストの暗記から逃げた人がやる教材という面がありました。しかし、今では過去問を中心にして受かったという合格体験談を語るブログが増えています。またブログを見ていると、独学の合格者や短期合格者も明らかに増えています。 司法書士試験が難しくなっているという根拠の一つとして、司法試験の挫折者が司法書士試験に流れて来るということを主張する方がいます。確かに、司法試験に挑戦していた方は、きちんと法学を勉強していて、素養はあるのかもしれません。しかし、司法試験の挫折者は完全な初学者よりも、合格の可能性が低く、受験を長期化させやすいという、ちょっと不思議なデータがあります。いくら素養があっても、合格してこないのであれば、ライバルにはなり得ません。司法試験の挫折者は大して勉強しなくてもそこそこの点数を取れるのかもしれませんが、そこまでです。そこそこの点数を取るのと、実際に合格するのには大きな壁があります。
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どれも受けたことがないので説得力には欠けますが、一般的に、最難関資格は、司法予備試験からの司法試験合格で、その司法予備試験と、公認会計士、司法書士は同じ程度の、つまり最低でも4000時間の勉強が必要な超難関資格に位置づけられています。 つまり、難度では、それら3資格は遜色ないというのは事実のようです。それを比較できるのは、3資格全てに合格した者だけですが、今のところ、そのような人物はいないのではないかと思われます。 最も近いのは、Youtuber として活躍されている河野玄斗さんで、彼は東大理三医師、かつ司法予備ルート司法試験合格、かつ公認会計士ほかに合格している超天才であり努力家です。彼は取得した資格等をランキングしていて、難度の高い順に、司法予備ルート司法試験、東大理三がトップグループ、その下に法科大学院ルート司法試験、東大、公認会計士、そしてさらにその下に医師、英検1級ほかを置いています。 それらから言えば、法科大学院ルート司法試験、公認会計士、司法書士は、同じ程度の難度であるといってもいいのではないかと思います。そして、現在では、単に弁護士になっただけでは年収500万円レベルの者も一定数いること、また法科大学院ルートで弁護士を目指すには三振/五振ルールの受験資格期限があることなどを考えると、必ずしも弁護士の方がなりたい上位にあるとも言い切れないような気がします。
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司法試験が昔の旧司法試験よりはるかに簡単になってしまったから、司法書士より司法試験の方が簡単だと言われる理由です。 実際、予備試験は難しいですが司法試験はロースクールに行けばある程度受かります。
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