アメリカの製造メーカーで働いていました。 手積みは、大型トラックが入れないニューヨークの街中のスーパーくらいしか見たことがないです。 でも、積み下ろしをするのはスーパーの従業員でしたね。ドライバーが積み下ろししたら、破損したときに賠償問題になりますから。 アメリカの工場や配送場は、手積みが必要になる街中ではなく、高速道路や空港の近くの郊外の企業団地の中に計画的に作られています。 そして、巨大なコンテナのトラックを使って大量に効率よく陸送します。 これらの工場や配送場には、大型トラックが後ろ向きに駐車できて、後ろのコンテナと段差がないコンクリート製のプラットフォームが幾つも作られています。 荷物の段ボールは配送先毎に分けられて木枠の上に積まれ、崩れないように梱包され、プラットフォームの中に並べて準備されます。 そして、トラックが到着したら、係員が木枠ごとフォークリフトで荷物を持ち上げ、コンテナの中に運転していって降ろすんです。 運転手は荷物には一切触れず、コーヒーでも飲みながら積み込みが終わるのを待っています。 このプラットフォームは大型スーパーや量産店などの裏口にも必ずあって、積み込みと同様に積み下ろしもフォークリフトで楽々です。 最初に見た時には「なんと効率的なんだ」と感心しましたね。 そして、アメリカの道路は広くて、大都市周辺以外は渋滞が少なく、大型トラックでも余裕で楽に運転できます。 また、アメリカは広くて何日もかけて陸送するため、安全のためにトラックドライバーは1日8時間以上運転してはいけない、という法律があります。 日本の鮮魚のように時間に追われて配送する必要がないんです。 これは、ゴミ収集も同じシステムです。 マンションなどでは、ダンプスターという大型の鉄製ゴミ箱にゴミが集められ、大型回収トラックについているリフトで持ち上げて中身を空けて回収します。 個人宅では、規定の大きなゴミ箱を家の前に出しておくと、やってきたゴミ回収車が横についているフォークリフトでゴミ箱を持ち上げ、中身をトラックに移して回収します。 だから、運転手1人が車の中のボタンを押すだけで回収業務が行えます。 日本へ帰国して、猛暑の中、汗だくになって手積みしているドライバーやゴミ回収の人を見て、気の毒になりました。 で、何でドライバーさんが積み下ろしするの? て疑問に思いました。
なるほど:10
ん〜? 確かに日本でもAmazonはカゴ輸送で、COSTCOはパレット輸送です。 日本にある外資系でも基本はアメリカの方針を貫いているのでしょう? (役割を明確にしている) 日本は荷役作業に関しては実に曖昧で、結局力の強い荷主に使われるだけの運送会社です。 だから今になって2024年問題で頭を抱えてます。 更に人口減少に少子高齢化、更にはドライバーの人手不足…と課題が山積み! トラックのAI輸送やドローン配達なんて気休めの発想に過ぎない。 確かにカゴやパレット輸送は効率は落ちますが結局回転率でカバー出来ますからね! 但し無駄な輸送も多いからコストは掛かります!
なるほど:1
< 質問に関する求人 >
トラックドライバー(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る