令和2年予備試験問題 民法第5問

Question

令和2年予備試験問題
民法第5問債務者Aは債権者BのためにAの所有する不動産甲に抵当権を設定し、その旨が登記された。その後、Aの一般債権者が不動産甲につき強制競売の申し立てをし、当該強制競売手続において甲が売却されたときは、Bの抵当権は消滅する。

答えは、正解。

そこで質問です。抵当権消滅の根拠はなんですか？民法の条文をお教えください。よろしくお願いします。

Answer 1

これは、民法によるものではなく、民事執行法５９条１項の強制競売に関する抵当権の消滅ですね。

民事執行法
（売却に伴う権利の消滅等）
第五十九条
１ 不動産の上に存する先取特権、使用及び収益をしない旨の定めのある質権並びに『抵当権は、売却により消滅する。』
（以下略。）