解決済み
特許事務所に転職して弁理士を目指したいのですが現在、全く希望しない部署で働いております(社会人2年目)。 入社時は、 開発部→知財関係の部署 の流れで、弁理士になりたかったのですが、最初でこけてしまったので、 特許事務所への転職を希望するようになりました。 そこで質問です。以下の条件で、特許事務所で雇ってもらえることは可能でしょうか? 中堅私立理工学部(院卒) 選択試験免除対象者(理工Ⅲ(化学)) 滋賀か京都 英語は苦手 どこの求人を見ても、英語が必須のような感じです。 私自身、英語といえば、学生時代に英語論文を読むのに支障がない程度の力しかありません。 後、中堅私立というのも不利なような気がします。 ご意見お願いいたします。
勤務地は滋賀、京都の他に大阪も考えています。
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最近のこの不況ですので、ご提示の条件でいますぐというのはちょっと難しいかもしれません。景気が回復し企業の出願件数が増えてきたらということですと、大阪まで出れば、転職は可能だと思います。京都では求人自体が少ないと思いますし、滋賀ならなおさらです。大阪なら特許事務所が多くありますし、また入れ替わりの激しい業界ですので、求人は年中やっている(優秀な人材がいればいつでも受け入れる)事務所が多いと思います。 ただ、やはりネックなのは英語力です。いまの時代、英語を使わずに完結する特許の仕事はほぼ皆無です。明細書の翻訳まではいらないかもしれませんが、例えばアメリカから拒絶理由通知が英語で送られてきたり、現地の代理人に英語で指示を送らなければいけないということは普通にあり得るので、最低限の読み書き能力は必要です。採用試験に英語を課す事務所も珍しくありません。TOEICの点数では英語能力を測れないことを前置きした上で、それでも未経験ですとTOEIC800以上は欲しいところです。既述のように今すぐの転職は厳しいでしょうから、しばらく準備期間を設け、その間にTOEICのスコアを上げられたらいかがでしょうか。余力があれば特許翻訳学校などに通ってみるのも、採用にプラスになるかもしれません。 なお、学歴はそれほど問題にはなりません。専門職なので、重視されるのは能力、具体的には経験です。現在のお仕事の種類がわかりませんが、技術と関わっていないと厳しいと思います。その場合は、まず弁理士を取得し、その後未経験で採用してもらう方が現実的かと思います。正直、化学系は電気や機械に比べて需要が少ないのですが、逆に、電気・機械専門の人が進出しづらい分野が化学なので、弁理士を取得しさえしていれば、未経験でも専門職として採用はあると思います。 なお、特許事務所に転職してから弁理士を目指されるということですが、その順番にこだわる意味はありません。暗記量が多い試験ですので、少しでも早く勉強を開始すればその分合格も早まります。特許事務所に転職したからといって別段弁理士試験に受かりやすくなるわけでもないです(まぁ、仕事でよく使う条文は早く覚えられたりとか、受験仲間がいて資料が手に入りやすいといった微妙なメリットはありますが)。 特許事務所はいろいろな自由がきく代わりに、保障等については企業の比になりません。転職して弁理士が取れなかったら、収入ややりがいの面で企業に残った方がよかったと後悔する可能性は十分にあります。事務所によっては仕事が忙しく試験勉強どころではないかもしれませんし、もし今のお仕事があまり残業等を要求されないのなら、今こそ試験勉強の環境にあると言えるかもしれません。まだ社会人2年目ということで、たくさんの可能性や選択肢があると思います。何を、どのような順番ですれば最も良いか、ゆっくり検討されると良いと思います。
なるほど:2
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