回答終了
現在高校2年生です。卒業後はイラストの専門学校に行きたいと思っています。 Twitter等で有償依頼などのポスターや広告等諸々の仕事を受け付けている絵師さんをみて自分もそれでギリギリ食べていけるくらいにはなりたいと思い、もっと基礎知識をかたくしたく専門で知識を増やそうと考えています。親からはこのことを説明すると将来性がない、それで食っていけるのは極わずか、甘くみすぎと言われます。当然私も親の言ってることは理解しています。それでも自分のイラストを仕事にしたく思います。また、SNSで活動するとなるとファンや知名度も大事になってくると思います。専門に行くこと自体は絵の向上に繋がるとは思っているのですが確実にうまくいく保証はないので独学して自力で這い上がり、ある程度知名度があがるまで他の仕事と両立するということも考えてはいるのですが簡単なことではないのですし、人よりも倍以上に努力しなければならないと思っています。 色んな方からの意見を聞いて参考にしたいのでアドバイス等頂けると幸いです。
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質問者様が目指しているのは、フリーランスイラストレーターという仕事になります。 会社に属さない個人事業主です。 個人事業主というのは自分が社長です。 絵を描くだけではなく、経理や法務、営業も全て一人でこなさないといけません。 仕事をとってこないといけないし、確定申告をしなければならないし、知らないと損になる税制もあります。契約書の読み方や、どういう契約にどういうリスクがあるかも少なくとも自分で調べられることが大事です。 また、トラブルがあったら訴訟などの対応もしなければなりません。 個人的には、そういったことを学ぶためにも、一度はどこかに就職した方が良いようには思います。 また、この仕事の難しいところは、「絵が上手ならずっとプロとしてやっていける」わけではないことです。 絵の上手さと、仕事での需要は必ずしも一致しません。「好きな絵」や「ネットでウケる絵」ではなく「仕事として需要がある絵」を描けないといけません。 そして絵の流行はどんどん変わります。特に若い人に人気のアニメ系の絵は数年で流行も変わるし、新しい人の方が上手になるスピードがすさまじく早いです。10年前の高校生の絵と、今の高校生の絵を比べたらわかるのですが、段違いに今の高校生の方が上手です。 それはつまり、10年後質問者様がプロとしてやっている時に、新しく出てくる若い人が、20代や30代の質問者様をあっという間に追い抜いてしまうということでもあります。 若い人の方が成長も早く、流行を取り入れるセンスも優れています。 その10年後にはさらに・・・と、加速していきます。 そこで、ずっと若い人に勝ち続けられるセンスと実力と、変化に対応できる順応力にある人でないと、一時期売れることはできても、あっというまに需要がなくなります。 が、そういう人はなかなかいません。 実際、質問者様も50代以上くらいの漫画系のイラストレーターはあまり思い浮かべられないでしょう。 もう絵柄がとっくに古くなり、現役でなくなってる人が多いからです。 50代や60代で、漫画系のクリエイターを続けている人というのは、大半がイラストのみで勝負しているイラストレーターではないです。 多いのはまず漫画家。漫画はストーリーの方が重要なので絵が古くなっても、話さえ面白ければずっと需要があります。 アニメーターや、会社所属(ゲーム会社など)も、フリーランスというより会社員に近いので、続けることができます。ただし、現役で絵を描くというよりは、管理職になってゆきます。 あとは、イラストに限定しない、映像やいろんな事業を含め、多角的にやっている人。 youtubeで「イラスト 1000万」で検索してみてください。 「イラストで年収1000万を超える方法」みたいな動画を出している人が複数います。 私も全部は見ていませんが、いくつか見たところの結論は「イラストのみでは無理」という話です。 イラストだけではなく、イラストを軸にしていろんな分野で収益を上げる方法を探り、確立するという方法がほとんどです。 最初にあげたとおり、フリーランスイラストレーターは「社長」です。 自分で自分の事業を「経営」していかないといけない。 その知識やセンス、ノウハウがないと厳しいのだと思います。 そして、フリーランスイラストレーターに限らず「個人事業主」というのは「年金が非常に少ない」ということも考えないといけません。 会社員は国民年金+厚生年金で、月20万くらいもらえたりしますが、個人事業主は厚生年金がないため、月5万くらいになります。 月5万で生活できないのはわかると思います。 個人事業主は「一生死ぬまで働く」もしくは「老後の生活費を現役時代に全部貯金しておく」しかないんです。 だから、「人気がある一時期だけは、なんとか生活はできる収入」なんて仕事では、到底無理なんですね。 かといって漫画のように印税でがっぽり儲けるなんてこともできないし。 イラストだけで老後の分まで貯金なんていうのは、カリスマレベルじゃないと難しいです。アートの域に達している人ですね。 また、会社員は退職金がもらえることも多く、多くの人は「退職金+年金」で老後をしのぐのですが、個人事業主には当然退職金もありません。 老後については、フリーランスは非常に厳しいと言わざるを得ません。 このあたりは「自営業の老後」という本があります。イラストレーターさんの本ですので、わかりやすいです。 質問者様とは年齢が違うため、どこまで参考になるかわかりませんが(質問者様の方がずっと厳しい状況になると思います。少子化がひどく、年金は減る一方だと思うので)ざっくりした現実は知ることができると思います。 親御さんが「食っていけない」というのには、理由があるんですね。 とはいえ、挑戦もせずに夢を諦めるべきだとは思わないのですが、よくよく調べたうえで、どうやったら少しでも生活や将来の不安なく、夢をかなえられるかを考えてみてはいかがでしょうか。
なるほど:1
美術系の大学を出て、イラスト等仕事経験があります。 専門学校は行ったことがありませんが・・・。 >もっと基礎知識をかたくしたく専門で知識を増やそう イラストにおける「基礎知識」というのはいろいろあるとはおもいますが、個人的には専門学校でしか学べない種類の物はほとんどないと思います。 絵の基礎であるデッサン等なら、美大用予備校が一番確実に学べます。 イラスト専門とはくらべものにならないレベルです。 ですので、基礎というのが基礎画力ということなら、美大用予備校を勧めます。 もちろんそれ以外にもイラストには必要な知識技術はありますが、たいていのことは独学で学べます。 youtubeには無料の有用な講座がたくさんありますし、sessaのようなサービスを使えば直接自分の好きなプロに添削してもらうこともできます。 さいとうなおきさんの講座など、そのへんの専門よりよほど有用なのではと思いますが。 ソフトの扱い方にしても、良い市販本はたくさんあります。 もちろん、イラスト専門に通えば、それなりに得られるものはあると思いますが、学歴と学費を引き換えにすることになります。 >知名度があがるまで他の仕事と両立するということも考えてはいる イラスト専門卒の学歴は、当然ですがイラストの就職以外では一切役に立ちません。 イラストで就職するとなれば、多摩美や武蔵野美大など、それこそ高校時代から死ぬほどデッサンをしてきているガチ美大卒と、真向から同じ土俵で勝負となります。 専門卒でそこに勝てる人は稀です。 かといって、イラスト以外で就職するとなった場合、下手にイラスト専門などを出ていると、ただの高卒より下手したら不利です。就職面接で、必ず「なぜイラスト専門卒なのに、イラストに関係ない仕事を志望するのか」と聞かれるからです。 どの会社も、自分の会社の仕事のために本気で努力し、本気で志望する学生を採用したいと思っています。 「イラストレーターになりたかったけれど、無理だったから仕方なく」みたいな学生は優先順位は低いです。イラスト専門卒だと、その学歴だけでそのように見られるため、高卒より不利になりかねないのです。 学費も、当然安くはありません。 そういったことを考えると、イラスト専門という選択は、正直そんなに良い選択ではないとは思います。 もしそれでもどうしてもイラスト専門に行くんだというなら、専門学校在籍中の2年間の間に、何が何でもプロになる覚悟は必要だと思います。 就職を志望するなら、美芸大卒に勝てるだけのポートフォリオを、わずか一年やそこらで作らないといけないし、(二年制だと一年のうちしか作る時間が実質とれない)フリーランスとして独立を志望するなら、在学中にイラストだけで月収10万円以上を目指すとよいとおもいます。 それを難しいと感じるなら、就職できるような大学などに進学する方が無難だとは思います。
なるほど:1
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