《venture》は「冒険的な企て」の意味です。 で、そこから派生して、《ベンチャー企業》とは、「冒険的な企てにより新技術・新事業を開発し、事業として発足させた中小企業」と定義されています。 ですが、一般的には「ユニークな発想で事業を起こした新規企業」と理解されているようで、若い世代からはある意味で既存の企業にはない価値観と魅力を感じる存在になっているような気がします。 そうした感性にはひとりの経営者として危惧を覚えます。 企業は「継続することが大前提」です。 少なくとも、起業後10年程度の事業計画が策定されていなければ、それは企業ではありません。 そうした計画もないのにユニークさだけを売りにして起業する若い経営者が多いのには驚くばかりです。 因みに、私が率いている会社は、私が40歳の時に事業構想を思い付き、創業に向けて資金面や人材面の調達に8年間の準備期間を費やしたうえで、48歳の時に起業したものです。 設備投資を伴う事業でしたから、創業直後から黒字化できるとは思っていませんでしたし、10年後に収支均衡が図れれば事業は成功だと言えるとの判断で出発させたものでした。 それから20年弱。 お陰様で、私の計画よりは早期に、創業後7年目には収支均衡を果たし、そこから先も業績は右肩上がりです。 創業時に私を含めてたった8人で始めた会社ですが、今では子会社等グループ会社を含めると3000人の従業員を抱えるまでに育ちました。 それでも、私は頑なに当初の事業構想に拘っており、今でも非上場の中小企業という立場を維持しております。 ある意味、当社こそが真のベンチャー企業だと自負しております。
なるほど:2
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