解決済み
現在、大手メーカーの名古屋製作所で勤務している21歳、正社員です。 業務内容は主にライン内での組み立て作業です 6、7年目になるとラインの管理、その後リーダー班長と出世していきます。福利厚生はとても手厚いですし基本給も徐々に上がっていきます。いつかは地元九州で働きたい、資格を取得して活かせる業務、電気、建物に携わりたいと思い電気工事、電気施工管理の仕事に転職したいと考えています。 ライン業務での仕事のやりがい、重要性はとても感じてはいますが自分の興味のある仕事に挑戦したいです。 もし電気工事や電気施工管理の良いところ、悪いところを知っていれば教えていただきたいです。また、未経験無資格での挑戦は無謀でしょうか?
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1級電気工事施工管理技士 第三種電気主任技術者 第一種電気工事士 保有者です。 電気工事や電気施工管理の良いところ。 ・向こう100年は絶対に仕事が無くならない。AIに仕事が完全に取られることはない。何故ならば既に竣工している建築物は設備類が入り組んでおり、データ化するのが極めて困難。そのため、そういった建築物のメンテナンス仕事は人間がやるしかない。 ・電気を使わない人はいないので、色んな業種の人と付き合える。私がした仕事の中で印象的だったのは893のビル新築とエロゲ会社の立ち上げ工事ですね。893は直ぐに袖の下を持ってくるので色々困りました。余談ですが、そのビルのエレベーターのカゴの上に小麦粉の様な白い粉があって一時期話題になってました。 ・電気工事士は電気工事士法で、施工管理技士は建設業法で守られている資格なので、昨今のIoTやAI化が進んでも身分待遇はある程度保証されると考えています。 ・現在、電気工事士を始め電気技術者が圧倒的に不足しています。そのため各種資格の受験資格などが緩和され取得しやすい風土になりつつあります。 ・また、電気技術者の不足は国も問題視しております、国として電気技術者の育成に力を入れています。 その施策としてのHPを載せておきます。 https://www.watt-mag.jp/ ・電気屋は建物を作るとき最初から最後までいるので、特に新築物件はとても愛着がわきます。 土木工事→接地極と言う銅の板を地中に埋めます。 鉄筋工事→コンクリート内に埋設する配管の仕込みをします。 鉄骨建方→構造体接地などの施工に入ります。 内装工事→受変電設備の取付。分電盤の取付。照明やコンセントの取付をします。 屋上工事→避雷針を立てます。 悪いところ ・資格がないと電気工事は出来ない。資格取得が必須。理想的なストーリーとして、 第二種電気工事士免状取得 ↓ 第一種電気工事士合格 ↓実務経験3年 第一種電気工事士免状取得 ↓受験資格 n級電気工事施工管理技術検定合格 と、言うふうにどんなに早くても施工管理技士取得には3年〜5年は掛かります。 施工管理技術検定は論述問題があり、ただテキストで勉強しただけでは憂からず、現場で実際にどのような施工管理をしたかを文書で回答する必要があります。 ・地獄。電気屋が仕事をしているときは基本的に電気が来ていません。(停電して無電圧にする。)電気が来ていると危ないですからね。そのため屋内だとエアコンが止まり夏は熱く、冬は寒いです。エレベーターも止まるので高層ビルなどは30階も自分の足で登り降りする必要があります。(まぁ、大抵の場合仮説電源を用意しますが。) ・地獄。上述の通り電気工事をするときは停電をします。稼働中の建築物ですと、例えばオフィスなどは平日日中に停電は出来ません。サラリーマンがパソコン使えなくなりますからね。そのため土日出勤が多くなります。また、飲食店舗は土日もやっているので深夜に停電をするしかなくなります。そのため土日出勤や深夜業務が多くなります。 ・地獄。土日出勤や深夜業務をしたら平日休めるかと言えばそうではありません。平日には平日の仕事があるので休みが殆どありません。 私の頃はそれでも時間外手当がついたので良かったのですが、昨今の働き方改革(笑)のせいで時間外労働が禁止され、しかしそれでも仕事はあるので不払い労働を強いられます。マジで。 ・地獄。電気屋の歴史は短く、歴史の長い大工や鳶工に比べ、現場内のヒエラルキーが最下層。上手くやらないと電気屋というだけでイジメられる。本当にマジで。 ・現場は大体多層請負構造で、 発注者(お客さん) ↓ 元請:建築会社(ゼネコン) ↓ 1次下請:大手電気工事会社(サブコン) ↓ 2次下請:地場の中堅電気工事会社 ↓ 3次下請:中小電気工事会社 ↓ 4次下請:零細電気工事会社 こんな感じで、当然元請が1番給料良くて、請負次数が下がるほど給料が安いのが殆ど。可能な限り発注形態の川上にいたい。(ちなみに私は今は発注者) ・電気事故に合うと地獄を超える。 https://youtu.be/J5e0M-uri_4 《!注!ショッキングな画像になるので見たくない場合はクリックしないでください。》 https://www.google.com/imgres?imgurl=https%3A%2F%2Fonlinelibrary.wiley.com%2Fcms%2Fasset%2F93cb769c-367d-467e-bd50-215a11efd8f3%2Fjja212203-fig-0001-m.jpg&imgrefurl=https%3A%2F%2Fonlinelibrary.wiley.com%2Fdoi%2F10.1002%2Fjja2.12203&tbnid=pgZigt-a2oLAnM&vet=1&docid=4vm9kT98aUIIVM&w=1181&h=887&hl=ja-JP&source=sh%2Fx%2Fim 電撃傷で電気火傷を負ったら絶対に治癒しない。死よりも過酷な余生が待っている。 こんなところかなぁ。 私も一電気技術者として、同門を志してくれるのはとても嬉しいです。一方で、これだけ資格が必要なのはそれだけ危険な証拠なので、危険性も知った上で門戸を叩いてください。 お待ちしていますよ!
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