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農業高校に通っています。高卒で公務員になるのと大学にがんばって進学し、がんばって公務員になるのとではどっちの方が良いでしょうか?大学に行く場合は学費は自分が全て払うことになります。
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公務員になる場合は高卒と大卒のどちらが良いかという質問だと思いますが、その場合は大卒でなる方が良いと思います。 ただしどちらでも生涯所得はあまり違いがないかもしれませんので奨学金などで高額の借金を背負うより高卒を選んだ方がリスクは少ないので人生設計をよくお考えください。 ただし、どちらを選んでも公務員になるのはかなり難しいかもです。 農業高校出身で一番公務員になりやすいのは一般行政職(事務職)じゃなくて土木や農業土木の技術職じゃないかと思います。 それらの職種に普通科進学校出身者はあまり受験しませんからね。 あるいは警察官や消防士、刑務官なども比較的なりやすいようです。
大学に進学したほうが色々と視野や可能性が広がりますので、基本的には大学進学をお薦めしたいところです。 ただ、ご自身で学費を工面する点は心配ではあります。 高卒で公務員になっても、努力して昇任できる可能性はありますし、大卒者全員が昇任できるとも限らない点を考えると、大卒者と比較して遜色ない生涯収入になると言われます。 であれば、大学の学費(300万円~500万円程度)を要さないばかりか、その間に自宅から通えば少なくとも500万円ほどは貯金できます。 若い年代で800万円から1000万円の差があるのは、人生設計上で大きなメリットだと思います。 ただし、「高卒で公務員になる」と「頑張って進学し頑張って公務員」との比較になっていて、まるで高卒公務員になるのに「頑張らなくて良い様に見える」のが気になります。 前提として申し上げたいのですが、高卒公務員の合格について「かなりの進学校の成績上位者でなければ見込みはない」などと表現する人が、質問者に対して「お前には無理」といった侮蔑的回答を付けてきた経緯もあって「やたらと高い学力が必要」なように感じられる面があります。 しかし、ある公務員専門学校からの筆記合格者(延べ113名)を見れば、地方公務員の事務系職種(合格難易度が警察官などより高いと言われる)でも、出身高校の偏差値は、合格者の平均が51.16、中央値52、最低値38、最高値67です。 決して「かなりの進学校」なんてことはなく、ばらつきも大きいので「必要な対策をしっかり行った人」が合格できるということだと言えます。 さて、筆記試験は「これくらいの高校出身の人たち」が、「早い人は高校3年生の秋ぐらいから…遅い人は高校卒業から対策を始めて半年~1年半程度の勉強で合格する」と言えます。 現役高校生でも、1年ほど自分に甘えず、意味ある対策をしっかりと進められれば、合格水準に達することはできるでしよう。 ただし、最終合格(採用に至る合格)は簡単ではないので、安心できません。 この延べ113名について一次試験日程の重複などを考慮して分析すると、全生徒の40~50%程度が筆記合格していると判断できるのですが、面接も合格したのは全生徒の15%程度です。 ですから、高卒公務員に合格するには、面接という「対策が行い難い試験」も含めて、しっかりと頑張って結果を出す必要がある点に注意なさってください。 なお、高卒公務員を目指して結果が出ない場合、その後に大学進学を目指してもどうしても対策が後手にまわり、当初から大学進学を目指した場合に比較してレベルの落ちる大学にしか進学できない可能性が高まります。 公務員専門学校に進学しても、必ず公務員に合格できるとは限りません。 民間企業に就職するにも公務員の合否が明確になる10月以降に就職先を詐欺した場合、時期的に条件の良いところは厳しいです。 そうしたリスクを踏まえて、進路をお考えになってください。 何れの道も簡単ではなく、努力を重ねるしかないのは確かなことです。 頑張ってください。
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