チェーン店だとで《みんなで統一して女性だけ付けなければならない飾り》をつけるようにいうのが本社であったり、たまに本社の社員からの抜き打ちチェックがあったりして難しいですが その店独自の取り組みなら【ジェンダーレス】という考え方を伝えたらスムーズにいくかもしれません。 また、質問者さんがもしどうしても自分自身をLGBTQ+の枠に入れたいのであればXジェンダーよりも【ノンバイナリー】をオススメします。 ①【ノンバイナリー】というLGBTQ+ 質問者さんが、あえて自分をLGBTQ+という枠組みに入れたいときは 【ノンバイナリー】をオススメします。 【ノンバイナリー】は性自認が男性と女性の間のグラデーションの上にあるとか、男性でも女性でもない(該当する性別がない)とか、どちらでもあるといった、男性/女性の典型的な二分法(バイナリー)に当てはまらない方全般を指します。↓ https://newsphere.jp/national/20190616-2/ 【Xジェンダー】の自認は鋼のメンタルが必要になる危険性があります。 なぜなら、Xジェンダーだけは日本のネット上で産まれた医学的用語でもないセクシャルだからです。 Xジェンダーは医学用語ではなく 学術的根拠もないため、 「Xジェンダーである」という診断書を出せる病院は存在しません。 《Xジェンダーは和製英語!》 https://life.letibee.com/gender-queer/ 《“Xジェンダー” は日本人にしか通じない!? 外国人に”X Gender”を言ってみた結果》 https://life.letibee.com/xgender-english/ 《男か女か“決めたくない”“わからない” 「Xジェンダー」という性》 https://news.yahoo.co.jp/feature/1004/ (引用) >「Xジェンダー」は日本独自の呼称だ >「Xジェンダー」という言葉は1990年代後半、関西で使われ始めたのが最初とされる。 >「2010年代初頭に欧米からLGBTという言葉が日本に入ってきたときに『Q』の概念は輸入されませんでした。そのため、日本でもともと使われていたXジェンダーという言葉がそのまま広まったと考えられます」 このサイトのようにLGBT団体側も「日本で造られた造語である」ことを知りながら、自分がXジェンダーを自認にしてしまったから 今さらあとには引けず「Xジェンダーという言葉をもっと広めたらいいんだ」という方向に走り出す活動をしておられる方がいます。 その結果、一生懸命、探して努力して、Xジェンダーを自認に選んだ人が ・職場で女性もののスーツを着たくないと言ったら「Xジェンダーはネット用語。配慮を求めるなら診断書を提出してほしい」と返答された。 ・家族に話したら「そんなの(Xジェンダー)に逃げちゃダメでしょ」と言われた。 ・ネット上の友人にカミングアウトしたら「えっ、ネット用語…?」という反応をされた。 ・母親に話したら「あんたはただの中二病だ」といわれた。 など、辛い反応をされた人の質問を知恵袋でよく見かけるようになりました。 「どんな反応をされても傷つかない」鋼のメンタルに自信がある人なら【Xジェンダー】の自認でもよいかもしれませんが 質問文から質問者さんは傷つきやすい心の持ち主のように感じます。 自分をLGBTQ+のどれかの性自認の枠に当てはめたいと考えるなら 【ノンバイナリー】の自認をオススメします。 【ノンバイナリー】は医学用語であり、パスポートで「X」と記載されるセクシャルです。 (日本ではパスポートの「X」を「Xジェンダー」だと誤解している人が多いですが。) ②【ジェンダーレス】という考え方 【ジェンダーレス】とは、《社会的ジェンダー》にとらわれず 特技、服装、趣味、人との関わり、職業などあらゆる場面で自分の思うように生きようという考えです。 《社会的ジェンダー》とは誰か他人のために都合よくつくられた「男らしく」「女らしく」というような性のことです。 身体的な男、女、性器、二次成長、妊娠出産といった性のことは《生物学的ジェンダー》とよばれます。 例えば体が男の人に 「男はどんなに辛くても泣いてはいけない」 「男はデートで必ず女におごらなくてはいけない」 「男は危険で体力のいる仕事を避けてはいけない」 「男は可愛い格好やメイクに興味を持ってはいけない」 「男の子なのだから女の子と遊んではいけない」 という決めつけをなくそう。 体は女の人に 「女はいつもおしとやかにしなくてはいけない」 「女はボーイッシュな格好をしてはいけない」 「女は髪を長くし毎日化粧をし私服はスカートをはくべき」 「女は男性を立てなくてはいけない」 「女の子なのだから男の子と遊んではいけない」 「女は共働きも増えていますが、料理洗掃除介護に子育てと旦那の身の回りの世話を全部して当たり前」 という決めつけを無くそう。 そして、自分自身でも ・可愛い服も、格好いい服も、自分で選んで着てみたい。 ・髪も短く(長く)したい ・「女らしく」「男らしく」と言われたくない ・一人称も自分で決めたい ・付き合う人(友達や恋人)を性別で決めつけたくない ・特技、趣味、遊び、仕事、考え方などを性別にとらわれず自分で決めたい。 などのことを「男らしく」「女らしく」にとらわれず、自由に選択できるようにしようというのがジェンダーレスであり 現在、日本はこの【ジェンダーレス】を目指しています。 そして、「男らしく」「女らしく」を押し付けることは差別だといわれています。 ただ、最近はLGBTQ+の言葉ばかりを先に覚えてしまって 「男らしい」「女らしい」に違和感を覚えたり、憧れたりするだけで、 「自分をLGBTQ+のどれかにいれなくちゃいけない」と Xジェンダーや性同一性障害だと自称する人は実際に増えています。 もちろん、自分が収まるべき枠組みを見つけて心が安定する人もいますが 「自分は親や周りが期待するように女らしく生きられないからXジェンダーらしくしないといけない」とか 「トランスジェンダーだから同性を好きにならなくちゃいけない」とか 「同性が好きだから性適合手術を受けなくてはいけない」とか 別の「~らしさ」を自分に背負わせる人が増えていると感じます。 後者の場合は「女らしい」「男らしい」と同じように自分で自分を差別しているのと同じですよね。 多様性を受け入れようとしていたはずが、 いつの間にか自分をどこかの枠(わく)の中に入れないと 生きていけない社会にするための枠を 増やしているだけで、苦しみが消えない人もいます。 それはジェンダーレスとは真逆の状態です。 同じように最近は【ファッション用語】として「ジェンダーレス女子」などが登場しましたが、 ・「ジェンダーレス女子らしくしなくてはいけない」 ・ジェンダーレスの考え方を持つ身体が女性の人がスカートを履いてはいけない。 ・◯◯ジェンダーの人はジェンダーレスの考え方をしてはいけない ↑というのも性別による決めつけです。 無理せずごく気楽に「こんな考え方もあるんだなぁ」程度で捉えるのが一番です。 質問者さんが自分は今の自分のままで 「誰か他人に都合よく作られた社会的ジェンダーは必ずしも全員に当てはまるとは限らないよね。自分は、違和感を感じるな」と考えることができます。 「自分は性別にとらわれずに自分が好ましいと思える生き方をしたい」 「自分は自分が着たい服を着たい」と 自分の意思で考え、意見を言えたらもっと視野は広がります。 そんな人が増えることが将来の日本にとって必要なことだと私は思います。 男、女、である前に、人は人であるべきです。
仕事で着用を義務づけられているのですよね? 嫌とか関係無いと思いますが。その仕事をしないという選択肢もあるわけだし。
自分によりメリットがあると思う行動を取ればいいんじゃないのかしら。 飾りをつけること。 全員に「それが苦手だ」と伝えること。 あなたにとってどっちにメリットがあるかしら。 ジェンダーとか関係なく、生きていく上で常にそういう選択は必要だし それにのっとって行動するのが1番後悔もないと思うよ。
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