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助産師学校の一日はどんな感じですか? 実習の様子も教えてください。よろしくお願いします。
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1年制の助産師学校でしょうか?それとも4年制大学の中の助産師養成コースのことでしょうか?それによって異なります。 1年制の場合を基本としてお話します。助産師学校、短期大学専攻科などでは助産師として必要な科目単位の履修が文科省の指定規則で決められており、22単位を要します。実際には実習を含めて30~33単位前後の科目を履修する学校がほとんどです。それを1年間で行うのですから、かなり厳しく講義は朝から夕方まで、例えば9時ごろから夕方16時半ごろまで、時には18時ごろまでびっしり授業です。主に母子保健や助産診断、助産技術、地域の母子保健活動、そのほか母性心理、栄養などを学びますが、一見助産に関係ないものは一般教養ではありません。すべてが関連科目です。英語などをやるところもあります。 またグループワークなどもあり、保健センターなどの実習に備えて母親学級などを学生が企画することもあり、講義のほか、時間外でもグループで集まったり、休日をその準備のためにつぶすこともあります。助産師養成では保健指導ができることが大きな目標にもなるので、実習や講義で指導の方法を学びます。 また実習に備えて分娩介助の演習などを行います。実習は9単位ですが、基本的に時間を問わず分娩があれば病院などに待機して分娩介助をさせていただくのですが、最近では少子化になって個人情報の問題もあり、産婦さんがナーバスなのですべての学生に対してOKをしてくださるわけではありません。分娩になりそうでもそれに学生が対応できるかどうか、また分娩介助の許可があっても学生が間に合わずに1例を逃してしまうこともあります。分娩介助は全部で10例がノルマです。それに則して分娩介助の記録が山のようにあります。記録は主に助産過程(そのお産の経過などを助産師として診断し、思考過程を記載する)を展開します。実習は病院にもよりますが、日中から夕方までが基本でも、お産が終わるまでが実習ですから夜中に呼び出されたり、夜中に終わることもあり、体力と気力が勝負です。またお産がないときでも乳房ケアなどを行い、時には外来で妊婦健診などを行うなど、過密な実習でそれが10週間以上続きます。 もし、アルバイトなどを考えているのなら、それはやめたほうがいいでしょう。すべてが学校中心の生活になります。学生は看護師で働いてきたものもいますし、既婚学生もいますが、既婚学生もかなりの家庭内調整をして学校にきています。子供が心配だったら助産師学校などはあきらめたほうがいいのかもしれません。 ざっとこのようなところですが、これは概略です。四年制大学になるとこれがかなり短い期間で行うことになるため、過密で夏休みはないものと思ったほうがいいでしょう。
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