大学のカリキュラム内容とあまり関係のないような仕事につく人は珍しいですか？

Question

大学のカリキュラム内容とあまり関係のないような仕事につく人は珍しいですか？

Answer 1

取った講義が実生活と全く関わらないというような講義の取り方をすることは、逆に困難、言い換えれば、取った講義と関わらない職業についている人は少ないと思います。

他方、学科ベースで考えると、哲学や史学など、特に文学部系の学科に関しては、直接、職業につながるものではありません（確か、漱石の小説だったと思いますが、明治のころは、文学部を出たからには、作家になるか、新聞記者になるかという進路が決まっていたようです。なんと牧歌的な!）。ただ、人文科学は人間観察の学問ですので、職業に直結していなくとも職業生活を営む上では、十分、役に立つ学問です。

結論的に言えば、大学で学んだことと職業の関連性は、そのカリキュラムが判断基準というより、学んだことをどのように活用するかというその本人の在り方がキーポイントといえます。