部品メーカーの規模にもよりますが、 デンソーやアイシンなどのTier1と呼ばれるところであれば、 新規営業なども少なく、既存取引のあるカーメーカーや同じTier1の 大手自動車部品メーカーと仕事をすることになります。 業務内容は顧客への提案、見積、社内処理などがほとんどですが、 新規受注に向けた仕事になると熾烈を極めます。 コストを見極め、自社利益をいくらにするかまたは 今は損して未来の利益を取るか、など大きな会社の中での社内調整、 他社との競争に忙殺されます。 が、受注獲得できるとやりがいもありますし、 当然インセンティブもあります。 意外と外回りは少なく、仕入先等は自社に呼んだりしているそうです。 Tier2以降の部品メーカーの営業であれば、取引先からの値下げ要求、 新規開拓などがしんどい業務ではないでしょうか。 取引先に出向いて話をすることが多く、あちこち飛び回っていますね。 実際、営業で飛び回っている友人がいますが 「昼食も外食がほとんどでお金かかるし、安くしてくれって言われるだけで やりがいもない。」とぼやいていました。 独自技術があり、それが売りの企業の営業なら良いかもしれません。 せっかく技術を学んだのであれば、技術員として働くことをお勧めします。
私も自動車の電装部品会社に勤務していました。 営業の経験はないですが、仕事内容はよく知っています。 一般的なルートセールスではなく顧客が決まっている営業になります。 ごくまれには社内の新技術を顧客(自動車メーカーの調達・開発の人)へPRしたり、新規顧客への売り込みもあります。とにかく仕事はB to Bです。 日常の受発注は別の担当がやると思います。日常業務は苦情処理です。これは一般ユーザーからではなく顧客の品質保証部門からのもので、それを社内展開し回答をしなくてはいけません。責任部署は会社の品証部門ですから、実務はすべてそちらですが、窓口としての業務は重要です。 もう一つ、新機種開発の窓口になります。 客先の調達部門から新機種用の部品の開発依頼がきます。仕様内容を細かく打ち合わせします。ですから自社製品の技術内容を熟知している必要があります。それを社内の開発部門に展開します。その後は顧客開発部門との打ち合わせにつききりで参画します。もちろん主体は会社の開発部門ですが、最後に価格見積もりをして提出するのは営業の仕事です。これで今後の会社の利益がきまりますからいかに重要なことでしょうか。 売価がいくらで購入品コストがいくらで・・・これを限界利益とか粗利と言う人が多いですが、これだけではなく社のコスト構造まで踏み込まないといけません。やらないから営業はアホと言われることが多いです。 ま、こんな仕事です。 一回、顧客がどんなことを要求しているかを知ってから、技術の仕事をするのは有意義です。ただ、あまり長期間のめり込むと、技術の仕事に戻れなくなるので注意しましょう。
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