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税理士補助から大手の企業経理やコンサルに転職することって可能でしょうか。現在、大学4回生で来年から税理士補助として働こうと考えてます。税理士の科目合格はまだなく、日商簿記2級を持っている状態です。日商簿記1級に取り組んでおり、次から試験に受ける予定です。近いうちに、日商簿記1級を取得すれば転職を考えています。税理士の試験では簿記論の勉強をしている状態です。さまざまな求人を見ると日商簿記2級でも転職可能な企業があり、社会人経験や実務経験が必要と求人に書いてあります。そのため、税理士補助として税務や経理、コンサルティングの経験をしようと考えています。税理士事務所では先に述べた業務をすると書いてあるため、実務経験を得ることができると考えています。そこで税理士補助から大手の企業に転職した人やそれについて知っていることを知りたいです。よろしくお願いします。
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会計、税務、経理・財務分野に特化した人材サービス会社の転職エージェントがお答えいたします。 税理士補助から大手の企業経理やコンサルに転職することって可能でしょうか。 →可能ではありますが(質問者様がイメージされている大手の規模感にもよりますが)、税理士補助から「大手企業経理」へ転職できるケースは多くはないかと思います。 大手企業(売上高1,000億以上を想定)への転職をされる場合に、日商簿記1級や税理士科目をお持ちなのは知識や向上心の点で評価の対象にはなるかと思いますが、それ以外にも「学歴」、「英語力」、「現在どのような規模の会社でお勤めなのか」という点も重視されます。 この「現在どのような規模の会社でお勤めなのか」という点の補足として、どうしても、「同規模の大手企業で勤務している」「数10億~数百億の企業で経理経験を積んでいる」という経歴が重視される傾向にあります。 あとは20代後半以降になってくると、転職の条件としてより業務スキルが重視されてくる傾向にあり、大手企業を目指すのであれば第二新卒枠に応募し、企業側にポテンシャルを見ていただくことになるかと思います。 質問者様が実際に転職をされるタイミングでは多少市場感が変化している可能性もありますが、現在のコロナ禍において企業も採用には慎重になっており、ポテンシャル枠自体が減っていますので、やはりハードルは高いと言わざるを得ません。 もしくは、「税理士補助」→「数10億~数百億規模の企業経理」→「大企業経理」という形で、ステップを踏むという選択肢もあるかと思います。この場合には、例えば、新卒後3年は税理士補助、次の企業で5年経験しても、質問者様は30歳前後かと思いますので、20代のうちに、「いかに経理として多くのご経験が積めるのか」が鍵になってまいります。 また、事業会社への転職であれば、日商簿記2級まであれば十分ですが、より大手を目指すのであれば、日商簿記1級を取得していただければ、プラスの評価になると思います。 もう一方、コンサルに関してですが、コンサルにも複数種類がありますので、質問者様がどのようなコンサルをイメージされているのかによりますが、税務補助からの転職ですと、以下のコンサルが挙げられるかと思います。 ①税務コンサル ②財務・会計コンサル ③戦略系コンサル コンサルに転職することが可能かどうかという点でいえば、可能かと思いますが、税務補助からの転職しやすさであれば①②③の順になります。 日商簿記1級の有無を重視しているコンサルファームは、弊社が取り扱う求人でもあまりありません。コンサルを目指すのであれば、「質問者様がコンサルとして何をしたいのか」により、取るべき資格も変わってくるかと思います。 例えば、①であれば税理士科目を目指すほうが知識を実務に活かせますし、③であれば、会計士やUSCPAを取ったほうが良いと思います。また、外資系企業に対するコンサルをしていきたいなら、「USCPA+TOEIC」になるかと思います。 まずは資格ありきではなく、「何をやりたいか」を先にお考えいただき、そこから逆算して、「その仕事に活かすには、何の資格を取ればよいのか」とお考えいただいたほうが、キャリアが拓けていくかと思います。 事業会社でもコンサルでも、どの方向性に進む場合にも、卒業後の就業先が転職ありきになってしまわないように、まずは一つ一つの経験を大事に吸収していただきながら、将来に備えていただきたいと思います。一つ一つの経験がどの選択肢を選ぶ場合にも、役立つ時が来ると思います。 質問者様がご卒業後、キャリアを構築しながら、生き生きと社会人生活を送れますように、陰ながら祈っております。
なるほど:2
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