質問者さんは、九州の公立進学校の生徒さんですか? 九州の公立高によくある、国公立大至上主義で、先生は私大よりとくかく国公立大に入れたくて(合格数を増やしたい)、国公立大を薦める傾向があるので、北九州大と言っているのではないでしょうか? 土木系公務員志望の生徒に北九州大を勧めるとは、失礼ながら如何にも世間知らずの教員の発想です。 まず北九州大の建築デザインは、いわゆる建築工学科です。学ぶのは建築。土木じゃありません。建築と土木、コンクリートや構造力学、材料工学など同じく学びますが、専門じゃそれぞれ、建築、土木と異なっていますので建築系学科卒業の学生が土木系の公務員試験を受けるのはなかなか大変ですよ。 都市計画や河川工学、道路工学、土質力学、流体力学などは建築はほとんど学ばないので独学になります。 技術系公務員試験には建築もありますが、そもそも公務員は国も県も市町村も圧倒的に建築より土木系の採用枠が多いです。特に市町村となると土木も少ないですが、その上で建築職まで取るときは少ないです。 考えてみても、河川、道路、公園などの整備、維持管理、防災の場面が主業務となる土木と 公共機関の建築物(市民センター、庁舎、図書館など)が主業務の建築、どちらが多いかすぐわかるはずですよね。 あと、建設業界(学会、官庁、民間などすべて)での北九州大の認識度の低さとOBの少なさです。 まだ学科が出来て10数年にしかならないので、この業界に卒業生が少なくほとんど知られていませんし、先輩がいません。土木・建築は卒業後に、公務員、大学等学、建設会社、設計コンサルタントと進む道が分かれても、仕事上、色々と顔を合わせる機会や一緒に仕事したり、相談したりと絡むことがあります。先輩はいるよりいた方がやりやすいものです。 一方、福大の社会デザインは土木工学科(あるいは建設工学科、都市工学科でもいい)です。 まず私大である福大は定員が1学年200人以上います。地方国公立大の土木系学科は1学年せいぜい40人ぐらいなので数が圧倒的です。 そういったこともあり、九州地方整備局の大卒土木系職員は福大が圧倒的に多いです。 九州の各県庁や政令市、土木系を採用する市役所なども地元国立大の土木系学科卒業者に次いで福大は多いですね。 福岡県や福岡市の土木職は、九大とならんで福大OBが多いですね。 毎年、九州の国、自治体の技術職である土木系に多数進むので学校側に試験対策のノウハウは積まれているし、特に九州の中で土木として仕事していくと、先輩、後輩、同窓がどこでもいるのが福大です。 (私は、とある国立大の土木工学科卒業ですが) 技術系の公務員になると、技術検討委員会や都市計画審議会、交通政策審議かなど、様々な大学教授をはじめとした有識者の委員会事務局をしたり、土木学会などの学会に仕事で関係したりとすることも機会がありますが、福大の場合も恩師である福大の教授がそのような委員会メンバーになっていることも多く、なにかと恩恵があります。 結論からいうと、土木系の公務員志望なら、北九州大の建築デザインと比べるなら、福大一択です。 技術系公務員や建設業界の人ならみなそういうはずです。
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