就職先についての質問です。

Question

就職先についての質問です。私は幼い頃から航空業界を志望していまして今回このような状況ではありますが中堅航空会社の総合職と、空港運営会社から内定を頂きました。
どちらの仕事内容にも魅力を感じています。今
どちらの道に行くか大変悩んでいまして、将来性、給与や待遇面、世間体などを含み皆さんならどちらを選択しますでしょうか？
アドバイスを頂けると幸いです。

Answer 1

まずはじめに内定おめでとうございます。
自分の学生時代の状況と同じでしたが私は空港会社に行きました。
若干ポジショントークになってしまいますがその点を考慮して見ていただけると幸いです。
空港会社の規模にもよりますが、主要空港であればエアライン（JAL/ANAを除く）より条件は良いと思います。

航空・空港会社の共通している事として、コロナ前までは旺盛なインバウンド需要を背景とした事業戦略を各社打ち出していたので、
コロナ禍の現在は大幅な業務縮小が実施されています。

３セクの空港はそもそもの社員数が少ない＆財務基盤が自治体なので大胆な人件費削減は行われないと思いますが、
PFIにより民営化する可能性もあり、その場合は会社の将来性やキャリアプランに大きな修正が発生します（先行例：関空）

航空会社はコロナ禍により財政面が不安視されています。
元々、人件費や機体の維持費などでランニング費用のキャッシュアウトが大きい業界のため、当座の融資が必要になります。
中堅の場合、大手傘下であれば支援策は期待できますが独立系は厳しいのが現状です。
政府の支援もおそらく大手２社が限度でしょうし、リスクは空港会社より高いと思います。

ただし、空港会社の場合は、私見ですが元々が公的企業であるため他業種で活かせるような汎用的なスキルを身につけるのは難しく、ある程度の年齢以降になると転職が難しくなると感じています。
同時に中途も中々居ない排他的な業界です。元官僚OBや他空港で類似業務をやっていた人が来ることはありますが、全くの未経験業種からの中途は見覚えが有りません。

待遇・給与に関しては、これも空港間によって若干のばらつきはありますが普通に家庭を持って子供を大学に行かせる分には問題ない程度の給与を頂いています。主要空港であればJAL/ANAには届きませんが中堅エアラインよりは多いはずです。ただし、福利厚生では空港独自の福利厚生はあまりありません（エアラインで有名な航空券の社割は空港には有りません）

ということでざっくりなまとめですが

JAL=ANA>主要空港＞中堅エアライン＞中小規模空港

という感じです。

最後に
他の回答者さまが仰るように他業界を見るというのも有りだとは思います。

ただ、空港会社の魅力は地方・国への貢献です。
地方空港であれば空港を中心とした地域の活性、主要空港であれば日本の玄関口としての魅力発信、地域貢献が経済活動を通して行えます。
行う業務の多くがマスコミなどに取り上げられ、業務の成果が目に見えて感じやすいところはやりがいにも繋がります。
毎年、日本全国で百人程度しか入れない狭い世界ですので、業界としては苦しい状況であることは間違いありませんが同じ業界の一人として一緒にがんばってほしいと思っております。

Answer 2

航空会社。空港運営でキャリアを積んでも、生かせる転職先がない。

Answer 3

中堅航空会社は、公的資金の援助が受けられる見込みがあるなら、コロナ禍が過ぎれば、元気を取り戻す可能性があるでしょう。

10年前にJALが破綻した時の経緯を調べれば、この先の展開がおおよそ見えるかもしれません。

しかしながら、ウォーレンバフェット（世界一の投資家）が、昨年末に航空会社の株式を全て手放したあたり、業界的な復活は遠い道のりだと考えるのが妥当です。

したがって、どちらかを選ぶのではなく、人生の保険として、違う業界の内定を確保しておくのが、賢明な選択かと思います。

私ならそうするし、私の子供が就活生なら、そうアドバイスします。

どうしても航空業界に行きたければ、景気が回復してから転職すれば良いんです。

無理して泥沼に飛び込む事に、意味も希望もありません。