心理カウンセラーって、公的な資格じゃありません。 今のあなただって、勝手にそう名乗ることができます。 あなたにお金を払う人がいるかどうかは別ですが。 臨床心理士は、 大学で心理学を専攻し、大学院で臨床心理学を究めた人が、 取得できる資格です。 ただ、資格を取得したからと言って、 収入を得られる道が見つかる訳じゃありません。 誤解なきよう。 「精神を助けられるような仕事」? 「精神を病んだ人を助けられる仕事」ですか? うーん。 「精神を病んでいる人」は、精神の病気です。 病気を治せる人は医師しかいません。 精神を病んでいる人を診断して治療できるのは 精神科医だけです。 一方、 心に悩みや苦しみを抱えた人に対して、 「治す」のではなく「寄り添う」「支える」ことは、 心ある人なら、誰だってできます。 だから、心理カウンセラーって、 公的な資格じゃないんです。 臨床心理士の資格を持った人は、 臨床心理学の専門家といえますが、 そういう人が心理カウンセラーに向いているとは、 必ずしも言えません。 心理カウンセラーとしての働き口も、 そうそうある訳ではありません。 そもそも、心理カウンセラーって、 「お金をもらってやる仕事」ではないと、 私は思っています。 善意のボランティアとして 無給でやる仕事だと思います。 例えば、「いのちの電話」をご存知ですか? https://www.inochinodenwa.org/ ここの相談員は、 専門的な訓練を受けていますが、 それでもボランティアで、悩む人に対応するんですよ。 あなたが、 「心の病にかかった人を治したい」のならば、 精神科医を目指して下さい。 「心の悩みを抱えた人を支えたい」のならば、 福祉や医療や教育などの現場に就職し、 生活費を稼ぐ手段を確保したうえで、 プライベートな時間に、ボランティアとしての活動を 目指すのがいいと思います。
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民間の心理カウンセラー資格はお勧めしません。 基本的には大学院卒レベルが求められます。 それ以外では、精神保健福祉士、精神科看護師、その他福祉系の相談員。
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