中高の英語教員を目指すのなら、英検準１級レベルは必須でしょうか？

Question

中高の英語教員を目指すのなら、英検準１級レベルは必須でしょうか？

Answer 1

事実として、必須ではありません。文科省は推奨しているだけです。

しかし、「教える範囲の英語が分かっていればよい」は、誤りです。中学生に対しても、高校以降のことを見据えての指導は必要です。また、一般的に物事を教える時、教える側に教えること以上のバックグラウンドが備わっているかどうかで、「教え」の質は大きく異なります。

Answer 2

英語力を測る基準として「英検」しか思いつかない人は、
「○級以上じゃないと教える仕事ができない」と勘違いしていたり、
「１級が最高峰」だと勘違いしていたりしますが、どちらも間違いです。

英語を教える仕事に必要なのは、教える範囲内の英語ができることです。
中学教員なら、中学生に教える範囲内の英語を自由に使えること、
高校教員なら、担当する生徒に教える範囲内の英語を自由に使えることが、
まず優先です。もちろん、対象とする生徒層の生徒の能力を、
カリキュラムに沿った範囲内で引き上げることができる指導力が
何よりも重要です。

中学の授業で２級以上の英語を使う機会はなく、あるとすれば、
ALTと打ち合わせをするときぐらいでしょう。
高校の授業で準１級以上の英語を使う機会があるのも、
特殊な難関大学を受験する生徒を担当する少数の教員だけです。
高校生の英語力は次の通りです。
https://girlschannel.net/topics/630154/
大学に行く高校生は半数しかいないし、さらにその半数は、
受験勉強をしなくても入学させてくれる簡単な大学や
楽な入学制度のおかげで大学生になるので、受験勉強をする
高校生は少数派だから、そういう英語力になります。
なので、大半の高校英語教員は、準１級以上の英語力を
持っていても使う機会がありません。

それは英語に限ったことではなく、
数学の教員が大学以上の数学について数学者と話せるとは限らないし、
理科の教員が大学以上の科学について科学者と話せるとは限りません。
それでも数学や理科の教員として、やっていけているわけです。

また、「英検１級を持っているべきだ」などと言う人は、
英検１級が英語の国の中学レベルの国語のテストのようなものだ
ということを知らず、英検１級が最高峰みたいに勘違いしている
のでしょう。日本の中学校の国語のテストができれば、
日本の新聞や雑誌やニュースを理解したり、それらについて
自分の意見を言ったりできる程度の日本語能力があると言えるのと
同じことが英検１級にも言えるだけで、英検１級なんて英語能力の
完成段階でも何でもありません。もし、「英語教員は最高峰の
英語力を持っているべきだ」と主張したいなら、英検１級よりも
レベルの高い「ケンブリッジ英検C2」だとか、アメリカの
大学生が受ける「GRE」で何点だとかの言い方をしないと
おかしいのですが、「英検」しか知らない人は、英検を
物差しにした言い方しかできなくて適当なことを言っているのです。

そういうわけで、英検何級以上に受かっていないと英語教員として
採用されないということは、ありません。

英検準１級以上に相当する英語力があると思われる
英語教員の割合については、文部科学省が公表した資料
https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/04/17/1415043_01_1.pdf
の、「英語教師の英語力」というグラフを見て下さい。
英検準１級以上の英語力を持っていることを、「推奨」は、
されていますが、「必須」とは言えないことがわかるでしょう。

Answer 3

レベルは必修だが、採用の資格としては必修ではない。

Answer 4

あたりまえですよ

というか準一級やなくて一級でしょ

そんな先生に教えてもらいたくもないし
偉そうにされる筋合いないですよ生徒は(笑)

一級です