ほとんどの人は転職せずに定年まで勤務します。一部のヘッドハンティングや特殊技能の持ち主を除き、日本はまだまだ転職によってスキルアップできる社会ではなく、転職というと前の職場で何かやらかした訳アリと見られてしまいます。人間関係等で行き詰って転職した大半の人は年収が下がってしまうのが現状です。自我が強くて協調性のない人は転職先でも同じ失敗をしてまた転職という悪循環に陥ります。引手あまたのスキルを持った人はほんの一握りで大半の人は凡人なのです。 公務員は国の法令及び条例・規則によって決められた(法的根拠がある)業務や作業以外は原則的にできませんので、それ以外のクリエイティブなことをしたくなった人は民間に転職する以外ありません。幹部以外の自衛官も53~56歳で定年なので転職が必要です。国家公務員から地方公務員に転職する場合は勤続年数を引き継ぐことができます。 転職すると退職金の算定根拠となる勤続年数にモロに影響するので、よほどのことがない限り配置転換を願い出て普通は転職まではしません。退職金制度が廃止されればもっと転職しやすくなると思いますが、退職金は老後資金を担うものなので廃止されるとパニックになるでしょう。転職を煽っているのは一部の転職サイトだけです。現実は全然違います。
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