社内金利は、各部門に対して、資金その他の会社の資本の使用量に応じて、その調達コストを負担させ、部門の成績に反映させる、社内向けの会計(管理会計)の一種です。 在庫でいえば、在庫を保管管理するのに、倉庫料や建物敷地に係る費用、管理担当部門の人件費など、様々な費用等が必要ですよね。こういった費用等を支払うには相応の資金(より正確には資本)が必要です。その資金をもたらしてくれるのは、株主の出資であったり借入であったりします。 株主は配当を受けたいものですし、借入なら利払いが発生します。これは資金調達のためのコストです。このコストを、コスト発生の原因を作り出している在庫管理担当部門などの各部門に負担させて、部門の成績に反映させ、無駄な在庫保管などを無くさせようとするのが、社内金利の仕組です。 https://kotobank.jp/word/%E7%A4%BE%E5%86%85%E9%87%91%E5%88%A9%E5%88%B6%E5%BA%A6-76123
商品を購入したり、製品を製造するには資金が必要ですね。 その資金は債権者や株主が提供した資本です。 債権者や株主はただで提供しているわけではなく、対価(債権者なら負債の利息、株主なら純利益)を期待して資本を提供しています。 この投資家に提供しなければならない対価を社内金利と呼んでいるのです。 商品や製品は販売されることによって対価を生むことができるわけで、在庫として寝てしまっているなら対価を稼ぐことができません。 在庫として売れない品物を購入したり製造したりするくらいなら、その資金を銀行に預けておいた方がちょっとでも利息がつくので有利です。 そのため在庫は売り損ないが起こらない程度に最小限に抑えなければなりません。 管理会計上のものなので、財務諸表には載るようなものではありません。 資本コストと呼ぶ場合もあります。
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