現役国家公務員です。 私もそうでしたが、公務員を目指されている方の多くは、国家一般職と地方公務員を比較して、以下のようなイメージを持たれているのではないでしょうか。 ①転勤が多い ②給料が少ない ③仕事が忙しい ④出世できない そのため、待遇が悪いと感じてしまいます。 しかし実際はこれらのイメージとは異なる部分も多々あります。 まず①ですが、採用官庁によって、全国異動だったり、同一地方内での異動だったりと事情は異なります。また一言に「転勤」と言っても、毎回引越しが必要となるわけではなく、隣の課に3mだけ動く場合もあります(笑) ②ですが、昔はラスパイレス指数が高かったので、地方公務員の方が給料が多いというイメージを抱いているのではないかと思います。しかし昨今は財政難のため、ほとんどの自治体は国の給料を下回ります。 また、ラスパイレス指数の数字だけを見て判断している人が多いのですが、ラスパイレス指数の算出には、地方は幹部職員も含んでいるのに、国は多くの幹部職員が含まれていません。 総務省HP https://www.soumu.go.jp/main_content/000660805.pdf ③についてですが、配属される部署によって差があり、毎日遅くまで仕事するところもあれば、ほぼ定時で帰れるところもあります。こうした差があるのは、地方公務員も同じかと思います。 最後に④ですが、確かに大卒の地方公務員は幹部への道が開かれている一方、国家一般職は、総合職がある以上、どうしても出世は限定されてしまいます。しかしそれでも、複数の県を管轄するブロック機関の部長までは行けるので、県の幹部と比較してもそこまで悪くないかと思います。 ですので、単なる噂やイメージで判断せず、説明会などの機会を捉えて、しっかり情報収集されることをお勧めします。
なるほど:3
霞ヶ関で働く総合職の人は特に激務らしいです。
< 質問に関する求人 >
地方公務員(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る