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司法書士と行政書士の違いについて教えて下さい。業務内容ではなく、なるまでの手間やなってからの年収や社会的地位などお聞きし…

司法書士と行政書士の違いについて教えて下さい。業務内容ではなく、なるまでの手間やなってからの年収や社会的地位などお聞きしたいです。自分で一応調べ、行政書士の方がなるのは簡単で年収は個人差もあるでしょうが大差ないようなイメージをうけましたが実際はどうでしょうか、特に経験者様の話などお聞きしたいです。

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回答(3件)

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    >なるまでの手間 …司法書士に1~2年で受かる人もいれば、行政書士に5~6年かかる人も少なくないので、合格までの時間は個人差が大きいと思います。 費用は、圧倒的に司法書士の方が高いです。 試験の範囲や深さは圧倒的に司法書士の方が広く、深いです。 >なってからの年収 …これも司法書士でも行政書士でも個人差が大きいですね。食うや食わずの司法書士もいればビルを持っている行政書士もいます。これは「資格」の差ではなくて、努力や工夫やセンスだと思います。 ただ、司法書士は登記(不動産、商業)、訴訟関係、後見…などに特化している事務所もあれば、すべてをやっている事務所もあります。すべてをやれる程度の種類しかありません。ただし専門度は高いです。 行政書士は、許認可(数千種類)、法人設立(医療法人、NPO法人、宗教法人などなど)、民事(契約書や協議書作成など)…というように、数千種類の許認可を1つの事務所でやるのは不可能ですので、事務所によって専門が分かれます。 司法書士で不動産登記をメインにやっていくとして、建売業者(マンション業者)からその会社の登記をまるごと依頼され、年間100棟とかの登記があれば食べていくのは難しくありませんが、どの会社にもすでに司法書士は居るのが現状ですから、そこに入り込んでほかの司法書士を追い出すだけの知識や力量、経験は新人には厳しいと思いますし、不動産登記だけで食べていけるのは東京だけでしょう。会社登記メインの事務所も東京が圧倒的だと思います。 単発の相続登記(報酬数万~十数万)だけでは、食べていくのは大変だと思います。 成年後見を専門にしている司法書士が多い理由はそういうことです。 行政書士の場合は、まず、試験の内容と実務が乖離しているので試験に受かっても申請書1枚書けないし、許認可の相談を受けても「申請先はどこ?」すらわかりません。研修会に出たり、先輩を紹介してもらったり、自分で許認可庁にでかけて教えてもらったりしながら仕事を覚えます。運が良ければ先輩の事務所の手伝いをさせてもらえることもありますし、自分でお金を払って机を置かせてもらい、仕事を覚えさせてもらうこともあります。 要するに仕事をもらうための営業の前に、仕事を覚えるための営業や研修が必要です、たいていは。 法人関係の許認可や設立(や変更届)などの仕事は、まず、設立は最初の1回だけ。その後の更新は3年とか5年とか。ないものもあります。変更や届も、あるかどうかもわかりません。…ということは、1社まるごともらっても5年に1回(と毎年の届がある場合もありますが)数万円~十数万円の報酬しかもらえないので、たくさんの顧客を持たないと食べていけません。個人向けの許認可(在留資格とか)も同様です。中には後見業務専門でやっている行政書士もいますし、前職を活かした許認可で(新人がなかなか入れない業種もありますので)儲かっている事務所もあります。 司法書士の登記申請は法定添付書面が決まっているので、その書類をそろえて出せば申請が通るのは当たり前。(ただしイレギュラーな登記ではセンスが問われます)、行政書士の許認可は、法定添付書面がないので、求められる書面は行政庁によって違ったり、申請人によって違ったり、しかも、許可が出るとは限らないので経験が重要だけれども経験があっても通用しないこともあります。 べつに、どちらか一方だけしか選べないわけではなくて、両方やればいいと思いますが、ただ、司法書士と行政書士のダブルライセンスを持っている人のほとんどは司法書士しかやってなくて、行政書士業務もやっている人はごく少数、行政書士だけをやっている人はほとんどいませんけどね。…そこが、客観的か主観的かは知りませんが、社会的地位の差でしょうか。

  • >代理できる範囲は、行政書士の方が圧倒的に広いです。 と、前の方が仰っていますが、間違ってはいません。 ただ、その「行政書士が代理できる範囲」にどれほど需要があるか。 私が良く使う例なのですが、USAは弁護士、カナダは行政書士、メキシコは税理士、他の北米大陸全部は行政書士の業務です!と言われて「うわぁ行政書士の領土広い!」と思えますか? 言い換えますと、Wikipediaあたりで調べて欲しいのですが、鉄道車両に「控車」と呼ばれる車両があります。Wikipediaにも書いてありますが、いろいろな用途がある車両です。用途の多さでは鉄道車両を種類別に分けたらダントツでしょう。だったら数も一番多くて日本の鉄道は控車だらけでしょうか?ですが事実は逆で、日本国内でも数えるほどしかありません。 なんの調査をご覧になったのかわかりませんが、しばしばあるのが職業が「司法書士・行政書士」とひとつにまとめられてしまっている調査です。だったら年収は大差ありませんよね。 また「任意回答」という調査もしばしば見られます。儲かってない人は恥ずかしいから言いたくない、儲かってる人は自慢だから言いたい。これにより平均年収は高い方にかなり移動します。 「圧倒的に広い」のは、行政書士がやるべき仕事だと名指しされているものがないからです。司法書士は登記と裁判関係書類、税理士は税務関係書類、社労士は雇用労働関係書類…(略)…、あと他は行政書士ね、法律はそうなってます。「権利義務及び事実証明にかかる書面の作成代行と相談業務」と行政書士法は謳っていますが、こんな曖昧な定義は他にないでしょう。こじつければ大抵の士業者の業務を行なうことができ、そして事実そのような形で知ったかぶった行政書士が他士業の仕事に違法に手をつける例が跡を絶ちません。 法律がこんなことになっているのは、制定までの経緯に原因があります。裁判所構内で仕事をすることが許された代書人が「司法代書人(後の司法書士)」という形でただの「代書人」ではないひとつの独立した職業になったのです。これにより、その他の代書人は取り締まりの対象にすらなりました。しかし、役所とやりとりするような書面でなくても文字が書けないから代わりに書いて欲しいという需要はまだあったわけで、最初は政府が出した「規則」で一般代書人(後の行政書士)の仕事が定義されました。このときに「権利義務・事実証明」が一般代書人の仕事と定まり、それが現在まで続くことになります。 私はこの政府規則を制定した人の苦労を感じずにはいられません。「専門的な書面以外はなんでも」もっと言えば「どうでもいい書面なら何でも」と書きたくてたまらなかったでしょう。しかしそれでは一般代書人の反発も予想されるし、詐欺みたいな理屈でお金をぼったくる一般代書人が出てこないとも限らない。なんとかして「これ」と決めなければいけなかったのです。 長くなりましたが、収入は大差ないという誤解があったようなので申し上げました。 実際のところ、統計で言う「外れ値」を除外すれば、少なく見ても司法書士は行政書士の倍ほど得ていると思います。 また、司法書士なら合格後、先輩事務所で「丁稚奉公」をして実務経験を得ることも難しくはないと思うのですが、行政書士にそんな余裕がある人は滅多にいないので、経験無しに開業、即独というのですが、そうやって体当たりをして、上手く行けば底辺サラリーマンぐらいの収入は得られる、残念コースだったら短期廃業、ということになります。 まあ必然的に司法書士の方が試験が難しいことになります。これは倍なんていう生やさしいところではありません。行政書士なら2年あれば合格できると思いますが、司法書士は控えめに言っても5年ぐらいはかかると思います。

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  • 代理できる範囲は、行政書士の方が圧倒的に広いです。 しかし、何でも総合的に、、、というやり方ではなく、その中で、専門的な一業務に特化しているランチェスター戦略を取っている事務所さんの方が年収は多いかもしれませんね。 一応、特化している専門業務以外も受任はしているようですが、、ウリとする業務は一本に絞っている事務所の方が、事務所規模が大きいように思います。

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