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関西でも京都から離れれば離れるほど、標準語に近くなるって知ってた?

関西でも京都から離れれば離れるほど、標準語に近くなるって知ってた?兵庫県北西部、京都府北部、大阪南部、和歌山、奈良南部、三重北部、皆が知ってる関西弁と、また違うからね??

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知恵袋ユーザーさん

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    関西共通語 関西共通語(かんさいきょうつうご)とは近年均質化しつつある近畿方言のことで、近畿地方の広範囲で用いられる地域共通語。「関西共通語」「関西標準語」「関西弁共通語」など名称は確立していないが、その概念はできあがりつつある。 概要 近畿地方の方言は「関西弁」とひとくくりにされやすいが、他地方と同様に近畿地方内部でも地域ごとに特徴ある異なった方言が存在する[ロング・ダニエル (1992). “日本語教育における「方言教育」の問題点”. 日本語教育 76: 46-54. ]。ところが現在の京阪神とその周辺では、若年層を中心に各方言の特徴が均質化しつつある。 近畿方言は以前からある程度の共通性を持ってきた。これは大阪・京都の周辺地域への強い文化的・経済的影響力に由来するものだが、例えば「行けへん」は大阪では「行かない」、京都では「行けない」と意味が変わるなど、誤解を生む場面がどうしてもある。そのような方言の違いによる誤解は現代の活発な人的交流の妨げとなり、ビジネス的な要因からも互いの共通言語が必要となる。通常であればそうした場面(とりわけビジネス環境)では全国共通語(標準語)が用いられることが多いが、近畿地方では方言は矯正されるべきだとの考えが他地方と比べて弱く、方言を利用する方がさまざまなコミュニケーションの場面において不利益よりもむしろ利益となることがある。また在阪局を中心とする近畿地方の広域放送圏では、漫才などの演芸文化に支えられ、ローカルバラエティ番組などで全国共通語や各地の近畿方言が混合した大阪弁を多用する。そうした背景が、全国共通語(もしくは首都圏方言)でもなく、誤解を生む旧来の方言でもない、関西共通語を生んだ要因の一つとして考えられる。 関西共通語の例 以下「大阪では」などと言う場合、「元来大阪方言的な表現が使われていた地域では」のような意味とする。 「来る」の否定形は大阪では「けえへん」、京都では「きいひん」(どちらも「きやへん」の転)と2種類あるが、共通語「来ない」の影響を受けた「こおへん」が若年層を中心に使われ始めている。元は神戸方面から広まり出したという。 神戸では尊敬語表現に「て(や)」(例:行ってや 行ってです)を用い、大阪や京都の「はる」(例:行かはる 行かはります)と対比されてきたが、現在では神戸でも「はる」を用いる者が増えている。[中井精一「関西共通語化の現状 : 大阪型待遇表現形式の伝播をめぐって」『阪大日本語研究』第4巻、大阪大学文学部日本学科(言語系)、1992年3月、 17-32頁、 ISSN 09162135。 ] 京都では尊敬語表現の「はる」を身内や動物等共通語では通常敬語を用いられない対象に用いられるが、現在では京都でも目上の人にのみ「はる」を用いる者が増えている 前述の「行けへん」に関して、元来「行かない」を「行けへん」というのが大阪的ではあるが、実際は大阪では「行けへん」と「行かへん」のどちらの表現も使われるので、京都的な表現と衝突しない後者が優勢になりつつある。なお非関西の方言話者からすれば単に「ない」を「へん」に変えた京都の表現のほうが理解されやすいことも、こちらが優勢になる一因となっている。なお、無論これらは「行く」に特有ではなく五段動詞全般の話である。 太字が元来の形、細字が通用する形。大阪では衝突を避けた形に移行しつつある。一方、京都ではいわゆる標準語の影響もあり従来の形も根強く残っているが、「行かれへん」の形はあとから入ってきたものであり、関西共通語の形成の一環と捉えられる。 標準語 大阪的表現 京都的表現 衝突を避けた形、関西共通語 行かない 行けへん 行かへん 行かへん 行かへん 行けない 行かれへん 行けへん 行かれへん 行かれへん 京阪神などの都市部では、原因・理由を表す「さかい」が衰退する傾向にあり、共通語の「から」に取って代わられつつある。 (例)雨やさかい、傘持ってこか。 → 雨やから、傘持ってこか。 「赤くて」「悪くて」のような形容詞連用形は、元来はウ音便を伴って「あこーて」「わるーて」と言っていたが、「赤かった」「悪かった」などの過去形に影響されて、「赤かって」「悪かって」のような言い方が優勢になりつつある。 大阪では「見ない」「しない」「来ない」などの否定表現として「めえへん/みーひん」「せえへん」「けえへん/こおへん(比較的近年)」があるが、それとは別に「みやん」「しやん」「こやん」と言う者が若年層の中に現れてきている。 三重県・和歌山県・奈良県などの方言が大阪へ流入したものとみられている。[鳥谷善史 (2014年11月25日). “リレー連載:おくにことばの底力! 第12回 大阪弁から”. WEB国語教室. 大修館書店. 2015年6月13日閲覧。 ] おくにことばの底力! 第12回 大阪弁から 大阪のおっちゃんは「見やん」「来やん」て「言わへんねん」 ――大阪の若者の間で広がる否定の「~ヤン」 鳥谷善史 大阪や京都を中心とする近畿中央部では、「見る」「来る」などの否定表現として、「メーヘン」「コーヘン」など「~ヘン」という表現が多く使われています。 ところが、近年、若者たちは、これらとは別に「そんなんミヤン」「まだコヤン」などの表現を使うようになってきているのです。 この「~ヤン」はいったいどこからやってきたのでしょうか? 今回は「~ヤン」出現の背景に迫ります。 1.大阪方言が急激に変わりつつある? 2. 「~ヤン」はどこで使われている? 3.「~ヤン」はどこから来たのか?――周縁から中心への逆流 それでは、大阪府や奈良県以外の、現在の老年層における「~ヤン」の使用状況はどうなっているでしょうか。 これによりますと、奈良県南部や三重県、和歌山県では、現在でも多くの老年層の方々が使用していることがわかります。つまり、和歌山や三重の「ミヤン」は、老年層世代から若い世代に、受け継がれてきたものです。 一方、「コヤン」は、老年層での使用はほとんどありませんが、若い世代では使われています。ネオ方言として新たに発生した「コーヘン」と「キヤヘン」が混交して「コヤヘン」が生まれ、その後「コヤン」になったと考えられます。いずれにしましても、この「ミヤン」「コヤン」の分布から、「~ヤン」は、和歌山県や三重県などの地域から、近畿中央部に流入してきたものと考えられます。 方言分布に関する原理・原則としての「方言周圏論」では、文化の中心(都など)から周縁への伝播といったことが基本です。ところが「~ヤン」は、そうではなく、周縁から中心への逆流であると考えられるのです。このような逆流現象は、首都圏でも指摘されています(井上1993)。 4. なぜ若い世代で「~ヤン」が使われはじめたのか? では、いったいなぜ近畿周縁部で使われている言い切りの形の「~ヤン」が大阪の若年層に、突然使われだしたのでしょうか。 ひとつには、「~ヤン」が受け入れられる下地があったことが考えられます。大阪の老年層や壮年層は、「ミヤン」を言い切りの形では使わないのですが、言い切らずに後ろに続く形の「見なくて」の場合は、「ミヤント」を使用します。つまり、「ミヤントアカン(見ないといけない)」などの形で、普段から「~ヤン(ト)」を使っているので、言い切りの形も容易に受け入れられたのだと考えます。このような使い方は、特に女性に多くみられます。 5.社会の変化と方言 ここ数年にこのような急激な変化が起こっている理由も、気になるところです。さまざまな要因が考えられます。 例えば、通勤や通学の変化の状況です。特に、若い女性が変化の先導者であることを考えますと、和歌山県や三重県から大阪府下に通学する女子高生や女子大学生の存在が大きいのではないかと考えています。近畿圏は大阪市内を中心として、鉄道網が発達しているため、大阪市内から和歌山市や三重県西部へ直接アクセスすることが可能です。 人口流入の変化も関係がありそうです。近畿中央部以外の西日本では、「~ヘン」を使わず「~ン」(ミン、コン、セン)が中心です。それらの地域からの人々の流入も関係しているようです(宮治1997)。特に、少子高齢化と急速な地域社会の衰退のため、近畿地方周縁部や西日本の各地から大阪などの大都市への、これまでにない急激な人口移動が起こっているのではないかと推測します。 また、急激に若年層を中心に起こっている変化であることから、新しいコミュニケーションツール(LINEやTwitter及びFacebook他)の爆発的な普及とも関係があるのではないかとも考えています。これらのツールの登場により話し言葉と書き言葉(入力する言葉)の垣根が取り払われつつあること、また、自身の大阪人や関西人のアイデンティティーとしての方言使用などが、今回の変化を促す要因の一つになったのではないかとも考えています。 . これがおくにことばの底力! 今回の大阪や奈良の若年層に見られた事例は、単なる周縁からの逆流現象ということにとどまらず、さまざまな現代的な要因によって、大阪弁をその中心とする関西弁が伝統的な近畿各地の方言と一つになろうとする急激な変化のようにも感じられます。 その変化の中で、伝統的な表現を再生させたり、独自の新しい形式や体系を生み出したりしているようです。関西弁は、標準語の影響を受けつつも、このように独自の変化を遂げながら、 今後も首都圏に次ぐ第二の言語圏としてその勢力を保ち続けていくでしょう。 (2014年11月25日) https://www.taishukan.co.jp/kokugo/webkoku/relay002_12.html

  • 兵庫と京都の北部と奈良南部、三重北部はわかるけど 大阪南部と和歌山は絶対に違うわ 関西訛りのイントネーションがどれほど残されているかの地図で、和歌山県中部は閉鎖されていて京都よりも強い関西訛りが残っているから 訛りではなく文法が標準語に近いという意味では大都市の京阪神のほうが薄い それにみんなが想像する関西弁は京都弁ではなく大阪弁

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  • 関西は地域によって微妙に違っても、ほとんど一緒でっせ。

  • 私は近畿北部に住んでいるのですが関西弁を話す人はほとんどいないです(特に若い人が話さないです)。

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