契約書を締結してないクライアント（株式会社）との間で再委託したことで問題化しております。

Question

契約書を締結してないクライアント（株式会社）との間で再委託したことで問題化しております。事の顛末は簡略化しますが、私（フリーランスのシステムエンジニア）がクライアントから委任されたプロジェクトをスケジュール的に多忙で手が回らなかったために、協力会社に再委任しました。その際にクライアントの許可は得ておりません。請負なので…再委託は自由のはず。

クライアントと私間では業務委託契約の書類を締結しておらず、再委任の禁止の書類も締結しておりません。
修正対応もし、納品は納期前に済んでます。

また、協力会社と私の間は、守秘義務契約書の締結をしております。捺印の上の守秘義務契約書がきちんとあります。

しかし、再委任が発覚した際にクライアント側が激怒し、システムの納品後に報酬は支払わないと言ってきました。

で、最終的に私は黙って委託したことを謝罪し、けど、納品した以上は、作業した分の報酬は払って頂きたいとお願いしました。

そしたら、1/3なら支払ってもいいと言われました。
加えて、取締役会で議題に挙げ、場合によっては、顧問弁護士より今後について連絡するとまで言われました。
社員数10名の会社の取締役会というのも、よく分からないのですが、十分に減給の罰を受けといて顧問弁護士から私は何をされる可能性があるでしょうか？

HP制作は請負契約なので再委任は自由のはずです。
契約書の締結はしてないので…
個人情報も送ってないので個人情報保護なども問題ない、psdデータとエクセルだけです。サーバー情報などは送ってませんし。協力会社には守秘義務契約書も交わしている。

むしろ、その会社は詐欺事業とかでHPに載ってました…書き込みサイトなので信用性は薄いにせよ。

なんとなく、弁護士出すってのは、半額にするための脅しのように思えるのですが…

上記を踏まえ、お聞きしたいのは…
1.まず、私は委任ではなく請負だと思ってますが正しいか？
2.私の再委任は法律的に触れる可能性がある違法行為なのか？
3.違法性が無い場合、顧問弁護士が連絡してきた場合、減給以上の何の罰則を私は受けなければならないのか？

Answer 1

1) 業務委託か請負かは契約内容によるので、質問内容からではわかりません。しかし、一般的にプログラムの制作は請負です。
2) 違法性はまったくありません。不法行為にもあたりません。
3) 何もありません。というか、「減給」というのは労働契約でのみあり得るので、あなたのケースでは該当しません。むしろ、契約金額の一方的な引き下げであり、契約違反であってそれ自体が不法行為です。委託元の会社の資本金によっては下請法違反の疑いもあります。そうなれば違法行為です。マトモな弁護士なら会社の暴挙を諫めるでしょう。

Answer 2

普通は、クライアントに事前に了承が必要だと思います。
業界によりますが、貴方の会社と下請けの会社の間の審査は意味がなく、クライアントが直接貴方の下請け会社や担当者の審査が必要な業界があります。情報漏洩などと言う可愛い物では済まない世界があります。
ただ、報酬を払わないと言うのはないと思います。報酬は払った上での大きなペナルティを課せられるます。

が、今回の場合は、この様なハイエンドな話ではなく、うさんくさい様に思いますね。何れにせよ、相手側が弁護士を立てると言っているのであれば、貴方の方も弁護士を立てて話をした方が良いです。

Answer 3

①、通常、形としては請負契約に成るでしょう（契約書は有りませんけれど）

②、これは御自身とその会社との間でどのような話に成っていたかにも拠るでしょう、個人間での信頼関係を元に『他の会社に丸投げをされた』、法律と言うよりも信頼関係が崩れたと感じる方も居られるかもしれませんね。

③、社員数10名の会社でこの程度の事をネタに値引きを迫ってくる会社の顧問弁護士などはいないに等しいでしょう、せいぜい『会社の情報が漏れるかもしれない行為を黙ってされた』とされるくらいでしょう。

※、せめて形だけでも契約書は都度作りましょう、また、協力会社は自身の所の社員だと言い張っていた方が良いですよ。

ちなみに、『協力会社と私の間は、守秘義務契約書の締結をしております。捺印の上の守秘義務契約書がきちんとあります』は、実際相手にしてみては単なる紙切れと一緒で安全を担保されるものではありませんよ。