年金について質問です。 １つの例を挙げます。 独身男性が厚生年金を支払い、10年会社に勤めているとします。 女性が…

Question

年金について質問です。
１つの例を挙げます。
独身男性が厚生年金を支払い、10年会社に勤めているとします。
女性がパートで国民年金で、10年スーパーに勤めているとします。
この二人が結婚した場合についてですが、
質問1、結婚後、特に男性の収入が変わらなければ
厚生年金の支払い額に特に変化はないですか？
質問2、女性が仕事を辞め専業主婦になった場合、年金の支払い義務は発生しますか？
質問3、もし女性が支払い義務が発生しない場合、
将来的に普及される年金は、どういった計算になりますか？

Answer 1

厚生年金に加入している配偶者の扶養の場合、
３号被保険者になりますが、
３号被保険者の年金保険料の自己負担はありません。
厚生年金の制度から、拠出されて、
まとめて国民年金に納められているのです。
つまり、２号（厚生年金）の被保険者のみなさんが、
払ってくれているようなものです。

3号の年金も、自分で国民年金の年金保険料を納付する１号被保険者も、
基本は、老齢基礎年金だけです。
４０年満額、年780,100円です。
但し、１号は、国民年金基金や付加年金で、別途、掛け金を払えば、
年金額の上乗せは可能です。
３号は、国民年金基金と付加年金には加入できません。https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20120803.html

厚生年金保険料の計算方法は、
被保険者の標準報酬月額と標準賞与額に、
それぞれ保険料率を乗じて出します。
ですが、配偶者が、３号であるかは、考慮されていないと思います。
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo-kankei/hoshu/20150515-01.html

極端な話し、
２０歳で結婚して、６０歳まで、
ずっと３号でいれたら、
年金保険料の自己負担は１円もなしで、
老齢基礎年金を満額もらえる可能性があります。
また、３号の配偶者の有無で、
厚生年金保険料が増えるわけでもありません。
更に、健康保険も社会保険は、扶養家族の保険料はかかりません。

なお、国民年金は、配偶者と世帯主は、連帯納付義務者ですから、
もし、配偶者（妻）が、国民年金を未納、滞納したら、
夫（世帯主）にも、督促や差し押さえ～強制徴収の可能性があります。

Answer 2

質問1、
厚生年金の支払い額は、給料の額に0、915を掛けた額ですから、妻をもらおうが子供が何人できようが関係ありません。額は変わりません。

質問2、
女性が仕事を辞め専業主婦になって、夫の扶養家族になった場合、年金の支払い義務は発生しません。

質問3、
年金を支払わなくても、扶養家族の間、国民年金をはらったとみなしてもらえます。
つまり、バートではらった国民年金10年分と、扶養家族ではらったとみなしてもらえる国民年金30年分の合計の40年分、年間78万円もらえます。

Answer 3

まず知られるべきは、
「結婚した」だけでは、年金には、なんの変化もないことです。
夫も妻も、今の年金を続け、今の保険料を払います。それだけのこと。

妻の月収が108,333円以下なら、夫が会社に被扶養者(異動)届 https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/kenpo-todoke/hihokensha/20141224.files/01.pdf を提出して、妻を「被扶養者」と認めて貰うことができます。
妻の年金は、国民年金第３号被保険者 https://www.nenkin.go.jp/yougo/tagyo/dai3hihokensha.html に切り替わり、保険料が無料になります。
これを称して「妻を扶養に入れる」なんて呼びます。
「専業主婦」とは別です。専業主婦でも、収入が多い人もいますからね。あくまで「低収入の配偶者」の特別扱いって意味ね。

国民年金第３号被保険者の期間は、保険料を払いませんが、普通の国民年金加入者と同じと見なされます。将来の年金額は、同じってことね。

Answer 4

1) 変わりません。
2) 国民年金の1号被保険者から3号被保険者に種別変更になります。3号被保険者には保険料の納付義務がありません。
3) 被保険者の種別に関係なく、被保険者期間の通算月数に応じて老齢基礎年金が受けられます。