東京CPAは、2018年末にLECの2大看板講師である財務の渡邉先生と管理の池邉先生を招き入れ、大きく戦力アップしています。 逆に、LECは2大看板講師を失い、個人的にはかなり魅力を失ったと感じています。 また、同時期にTACで監査論を担当していた人気講師の松本先生も東京CPAに移りました。これで、東京CPAは、短答4科目のうち3科目で、講師については盤石の体制を築いたことになります。 逆に、TACは監査論の松本先生が東京CPAに移籍し、管理会計論の藤木先生が独立してFINという学校を設立し、少し古いですが、租税法の木戸先生も失っています。LECとともに、TACは、優秀な講師陣の流出が痛いと感じています。 大原簿記はどうなんだ?、というと、講師はごく普通です。 大原は、テキスト、問題集、答練がすばらしく、どの講師の講義を受講しても、変わらないレベルのインプットが行えることを目指しています。この考え方で、業界トップの地位を不動のものとしています。 なので、東京CPAは、業界の優良講師を3人集めましたが、自分の受講するコースの担当講師がこの3人以外であれば、その魅力は色あせたものとなってしまいます。 しかし、財務の渡邉先生、管理の池邉先生、監査の松本先生の講義を入門から上級まで一貫して受講できるのであれば、東京CPAを選ぶ価値は充分にあります。 最後に蛇足となりますが、ヤフオクで、LECなどのテキストが二束三文で購入できます。それを買って、独学で合格できるかというと、不可能に近いです。ところが、二束三文のテキストでも、優秀な講師が講義をすれば、途端に輝いたものになります。会計士試験の学習内容は複雑多岐にわたり、難しい論点も含まれているので、合格レベルに到達するのにかかる時間は、講師の優秀さに大きく左右されます。 ただ、評判の良い講師でも自分との相性が悪いかも知れません。しかし、そんなことまで考え始めると、前に進めなくなってしまいます。 どこの専門学校でも合格者は出しているので、結局は、各専門学校のホームページを見て、「しっくりくる」専門学校を選ぶのが一番です。 看板講師の移籍や新しい学校の出現によって、専門学校の業界地図は大きく塗り変わられつつあります。事実、5年ほど前にFINがそれまでの半額以下の価格を設定してから、東京CPAとLECも価格競争に巻き込まれています。 昔のように、「大原かTACを選んでおけば良い。」という時代は終わりつつあると思いますが、後悔しない選択ということで、当たり外れの少ない「大原簿記」を選ぶ受験生が多いのが現況です。大原簿記は、受講料は高く、消化しきれないほどの教材が送られてくるという問題はありますが・・・。 以上です。
なるほど:1
tacと大原簿記は選択対象に加えましょう。2大予備校
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