「メンタルケア心理士」という免許はありません。同名の民間資格なら存在します。メンタルケア学術学会という怪しげな団体が認定しています。 仕事先? ありませんよ。占い師とかと同じですからね。宵になるとどこからともなく繁華街に現れて、道路わきに小さなテーブルと丸いすを持ち出し、通販で売ってそうな筮竹(ぜいちく)で占ってくれる、おっさん、おばはんがいるでしょ? あれです。 心理関連で仕事をするには、指定の大学院を修了して「臨床心理士」資格を、または大学で心理学を専攻して「公認心理師」資格を取らなければなりません。前者は民間資格(日本臨床心理士資格認定協会が認定)、後者は国家資格です。 「じゃあ、取る理由はなんですか?」という質問に関してですが、怪しげなメンタルケア学術学会という団体と、それに加担するヒューマンアカデミーなどの悪徳企業が潤うためじゃないんですか? 他に考えられません。そこにお金を払うあなたのような間抜けな「受講生」が存在するから、商売として成り立っているんでしょうね。 最近の話題としては、沖縄の不登校ユーチューバー「ゆたぼん」(2008-)の父親、中村幸也が、自称・心理カウンセラーですね。また、これも沖縄で、右翼政治活動家・我那覇真子(1989-)の父親、我那覇隆裕も、自称・応用心理カウンセラーです。 沖縄って、こういうのが湧きやすいんでしょうか。いずれの父親も、我が子を前面に押し出しプロデュースすることで、小銭を集めています。中村にいたっては、当初、長女(ゆたぼんの姉)を使おうとしていましたが、危険を察知して逃げられたそうです。 悪徳な資格商法の中でも、「心理」は狙われやすいようです。学術的にあまり認知されていない分野だからでしょうか。メンタルケア心理士というのも、その一種です。繰り返しますが、こんなの、取ったって持ってたって、どこも雇ってくれません。 国家資格の「公認心理師」はまだできたばかりの資格なので、就業実態はオープンになっていません。民間資格「臨床心理士」は、供給過多で就職先がなく、教育機関、医療機関、行政機関、司法機関、民間企業、研究機関での活躍が想定されていますが、買いたたかれて年収300万円そこそこの非正規雇用ばかりらしいですよ。
1人が参考になると回答しました
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る