政令市とその都道府県庁の高卒程度(初級)の事務職の倍率を、https://90r.jp/shokyu.htm の情報で比較してみます。 たとえば北海道と札幌市、神奈川県と川崎市のように、政令市とその所属する都道府県との倍率が掲載されているところをピックアップすると、政令市(または特別区)が同県の都道府県庁を上回っているのが6市、下回っているのが6市と、同数になりました。 ですので、地域や職種、年度によって違いがあるでしょうが、倍率の差はほとんどないと言えそうです。 また、難易度の差についても、明確な差はなくと言えるように思います。 …で、その難易度はどちらも「そう簡単には合格できない」と考えるべきでしょう。 正直なところ、高卒程度の筆記試験や作文試験は、たいして難しくありません。 私の知人は高校2年生末(2月)の河合塾模試で5教科偏差値48程度でしたが、部活引退後に書店のテキストで3週間勉強し、市役所の筆記試験に合格しています。 この3週間合格がまぐれだったとしても、勉強を始めた3か月後には政令市を含む2つの市役所で筆記合格していますから、難易度はたかが知れていると言えます。 もう少し成績が悪い人(恐らく偏差値40前半)でも、高校2年生のうちから予備校の通信講座で勉強し、県庁と市役所2箇所で筆記合格した人を知っています。 しかし、高卒公務員試験はほとんどの場合最終段階で面接が行われます。 この面接は、筆記試験や初期の面接を突破した「みどころのある人達」で少ない採用枠を争うので、非常に狭き門となります。 これを突破するのは、なかなか簡単ではありません。 通信講座を活用した人は、結局どこの面接にも合格できませんでした。 ですから、筆記対策もさることながら、面接対策を早期からしっかり進めておくことをお勧めします。 面接対策は、単に「こんなことを言おう」と考えることではありません。 自己分析や団体分析を通じて自分のアピールポイントを明確化するといった「根本」の部分から、全ての質問に対して矛盾無く感じ良く(答えにくい質問には『適度に困った様子』で)回答することや、どんな展開でも自然に自分のアピールに繋げていく展開力の練習など、やるべきことは山ほどあります。 自己分析の過程で、語るべき経験や思いが不足していることに気付いたら、その新たな獲得や、過去からの掘り起こしが必要になりますが、時間を要する作業になります。 完璧に対策できたとしても、その団体の欲しい人物像や、面接官の好みと合致しなければ不合格となります。 いえ、合致していても他に良い人がいれば、不合格となる可能性があるのが高卒公務員試験です。 加えて言えば、進学のための勉強とは種類が違うので、よほど要領よく勉強できる人でなければ、進学も上手くいかなくなります。 心して対策を進めてください。 頑張ってください。
平成の大合併以前の主要政令指定都市(大阪名古屋京都横浜神戸札幌仙台広島福岡)なら政令指定都市の方が明らかに人気難易度共に高いかと。 それ以外のベッドタウン型の政令指定都市やや平成の大合併以降の政令指定都市なら微妙。
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