解決済み
既に辞めた会社を、パワハラで訴えることは可能ですか? ※長文です。 去年、鬱になり辞めた会社があります。 全国各地に何店舗もあるような、大手企業です。 地方のある店舗で働いていましたが、パワハラと思うようなことが重なり、一時的に働けないほど心を病んでしまいました。(病院での診断も受けています) パワハラの内容ですが、 ・日常的に、やってないミスや他人のミスで説教される。(仕事できないくせに、とも良く言われました) ・教育係から、出来ていることを出来ていないことにされ、上司に報告される。 ・上記の件で、上司に「強要するつもりない」と言われつつ、タイムカードを切ってから残って勉強しろと言われる。 ・やってないミスや、出来ていることに対して訂正をすると、睨まれたり、口答えするなと言われる。 ・上司に、突然「殴っていい?」と何度か言われる。(冗談のつもりらしいです) ・実際に殴る真似(振りかぶって寸止め)をされる。大きな怪我をした時も、後日その箇所に向かって殴る真似をする。 ・これらのことを、上司に口頭とLINE上で伝えるも、我慢が足りない、社会人としてなっていない、と説教される。 ・別の上司に相談しても、「仲良くしたいと思ってるからだよ」となぁなぁにされてしまう。 等です。 勤めていた当時、さらに上の人に報告するためにまとめていた上記の詳細が書かれたワード文書(作成と最終更新日時が当時のままのもの)、 他店の同僚に「今日こういうことがあった」とLINEで相談していたため、一部はされた日時も含み、メッセージも保存済みです。 今は少しずつ働けるようになりましたが、未だに当時の殴られそうになった(冗談のつもりとはいえ、本気で殴られると思いました)ことや、二人きりになった途端にやってもいないこと(時には起きてもいないミスを)やったことにされて説教されたこと、しつこいセクハラ発言(伏せますが、本当に気持ちの悪い内容でした)など、当時の状況は未だにフラッシュバックすることがあり、精神的に不安定になってしまいます。 当時は不眠症・拒食症になり、まともに思考できないほどだったので、とにかくこの状況から抜け出さないと大変なことになると思い、辞めてしまいましたが、今になってとても許せない気持ちでいっぱいです。 仕事内容は本当に楽しくて、大変なこともあるけれど続けていきたい、と思っていました。その会社での夢や目標もあったので、尚更、許せないのです。 最近になって、その会社の本社の方と退職のことでやりとりすることがあり、その際に退職の理由としてパワハラがあったと言うお話をしました。先方から誰にされたのか、と聞かれたので、1番嫌がらせが酷かった人の名前を辛うじて伝えられましたが、思い出して泣いてしまい、他に伝えたいことが何も言えずじまいでした。 現状で、何も変わったことは起きていませんが、辞めた当時よりもメンタル面で回復していること等から、訴えられるなら訴えたいと思っています。 ネットで調べて、実際にパワハラ案件などについて強いと言う弁護士の事務所などにも連絡を取ってみたりしたのですが、そもそも対応してくれないこともあり(打ち合わせ中のため掛け直します、と言われたまま連絡が途切れるなど)、どうしていいか分からなくなってしまいました。 最後まで読んで下さり、ありがとうございます。 ぜひとも、ご教授願います。
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真摯に回答したいと思います。相談があればまた受けますので遠慮無く返信してください。 まず会社を訴えると言うことですが、訴える行為自体は誰でも権利を持っていることなので、勝ち負けにこだわらないなら可能です。 ただこの場合は、「訴えて、いくらかでも金銭を勝ち取ることができるか」と言う意味だと思うので、その場合は全然苦労も考え方も違ってきます。 まず「パワハラで裁判」となると、原告であるあなたが、 「私の精神疾患の原因は会社のパワハラである。 ①それはコレコレの証拠が示している。 ②それは○○法の○条に違反している ③そしてそれによって受けた損害は○○万円である よって会社は支払う義務があるので、私に支払え」 という訴えを構築しないとなりません。ここでまず問題になるのが②です。パワハラをしてはならないという直接の法律はありません。 また、どこからがパワハラで、どこまでは注意指導の範囲か、という法的な線引きもありません。 よって暴力などが有り刑事事件となっているパワハラを除き、「パワハラが酷すぎたので精神疾患になった」という直接構築になります。これがかなり難しい。 まず①の証拠が残っていますか?これが一番肝心です。 その上で、その証拠で示せる内容が「あまりにも酷い、これでは誰でも精神疾患になる」という判断を裁判所がしないとなりません。 基本的に裁判では、精神疾患等の非器質性疾患は相手の加害をほぼ認めません。会社でもパワハラがあったかもだが、もしかしたら、私生活でも家庭不和や借金苦などで悩みがあったりしたかもしれない、それを「会社の責任だけだ」とは誰も断定できないのです。 なので ①よっぽどの酷いパワハラの証拠、 もしくは ②パワハラによる精神疾患だという労災認定を労働基準監督署から受ける のどちからがないと、裁判では基本、勝てません。 実は②の労災認定があれば、裁判もかなりスムーズに勝てることができます。なぜなら、裁判をする前に、労働基準監督署が会社やあなたに調査をした上で、「精神心疾患と会社のパワハラに因果関係があった」ことを認めているから、です。 よってその結果と同じ資料、証拠を使えば、裁判官も大きな違いがある判断はしにくい、ということになります。 ならば労災申請すればいいよね、と思われるかもですがこれがなかなか厳しいです。 平成29年度、「上司とのトラブルによる原因」のための労災認定率は、自殺した方も含めてたったの7%です。 存命している人だけならもっと下がります。 よって逆に言うと93%の人は認定されません。 そして先ほどの逆、ようするに「労災認定ならず=パワハラと精神疾患との間に因果関係は認められなかった」というお墨付きを、今度は国の力で示されてしまいます。 よって裁判ではまず負けます。 よって最初に戻りますが、 「パワハラで課会社を訴えたい」というのは、相当にハードルが高いことになります。 弁護士も「労災認定があるならほぼ勝てるから受けよう。労災認定が無いならほぼ負けるから受けないでおこう」という世界です。 私は平成25年度のパワハラによる労災認定者です。 労災認定されたのでその後裁判も起こし、結果2300万円の支払いで和解しています。 労災保険からも2600万ほど補償を受けているので、この5年半で約5千万円、全く働かずに療養だけして補償を受けている身分です。 私の私感ですが、あなたのお書きになっているパワハラの内容では、労災認定基準には全くと言って良いほど届かないでしょう。 すべての証拠を示す事が出来るなら、若干は期待できますが.....総合的には「その程度のパワハラでは精神疾患にはならない」という結果になると思います。 それでも望みを掛けて訴えてみたいんだ、というのであれば ①パワハラを受けた期間 ②その内容を示せる証拠はなにがあるのか ③医師の労務不能診断によりうつ病で会社を休み始めた日 ④退職日 ⑤その会社でのおおよその給与額、賞与額 ⑥通院、入院の頻度と期間 ⑦再び仕事を始めることができるようになった日 これらを教えてください。 これらの情報があれば、私感ですが労災認定の可能性、裁判をした場合の請求できる額や実際の見通し、また弁護士費用などをお答えすることはできます。 よければ私のプロフイールもご覧下さい。
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