高校生で扶養から外れるのはお給料がいくら以上になったらですか？

Question

高校生で扶養から外れるのはお給料がいくら以上になったらですか？また扶養から外れるとどうなりますか？

Answer 1

まず「扶養」は、危険な語と知って下さい。複数の制度で使われ、立場によっても内容がガラッと変わります。丁寧に使い／読み取らないと、誤解を生み、誤った道に迷い込みます。

既にされた回答では、健康保険の扶養を話されています。あなたが親から「家族(被扶養者)」と印字された保険証を貰っている場合です、

私からは、税金の扶養を説明しましょう。
親の税金に関わる「扶養控除」のことです。同じ二文字が出てくるだけで、まったく別の制度です。連動しません。

親は、年収に応じて、所得税・住民税を払っています。稼ぎの無い／少ない子を養っていると、学費等で大変だろうと、税金を下げてもらえる仕組みがあります。それが扶養控除で、「稼ぎが少ない」と認められる条件は、年収103万円以下です。

年収です、月給ではありません。さらに、税金では非課税の手当は無視します。給与明細の額面（総額）から、非課税の通勤交通費だけ除き １月~12月 合計した額が、103万円以下ならば、扶養控除を使えます。

扶養控除を使えると税金が減ると説明しましたね。使えなければ減らない、言い換えれば、使えた時に比べて親はたくさん税金を払うことになります。差額は、親の年収によってかなり変わります。例えば、少ないランクから順に、年に5.7万円・7.6万円・11.4万円・・なんて感じです。あくまで目安に過ぎませんが。

もう一つ追加します。
ご自分自身が税金を払う話です。一般の人は、年収103万円を超えると、所得税を課されます。ですが、高校生のあなたは、勤労学生控除を使って、年収130万円まで所得税 0 にできます。さらに、未成年ですから住民税も 0 です。
勤労学生控除を使う方法は、親に相談されましょう。

最後に一番大事なこと。親にきちんと報告することです。報告しないと、親が脱税犯になってしまいます。健康保険の扶養では、保険証を不正所有してることになり、面倒なことが起きます。年収の見込み、月収の状況を、きちんと報告して下さいね。

Answer 2

年間の所得が１３０万円（税込み）くらいを超えると、親の扶養にはいられなくなります。

次のようなことが起きます。
・現在保険の本院となっている親御さんの会社から出ている、扶養手当や家族手当が出なくなったり、給与や手当、賞与などで、減額になる可能性が在ります。
・あなたは新しい健康保険に加入する必要があります。あなたが収入を得ている会社の社会保険の本人となるか、それが認められなければ、国民健康保険に加入する必要があります。当然、独自の保険料負担が必要になります。月当たり数万円が引かれます。国保だと月に３万円くらい必要になります。