ちゃんと実績を積み重ねれば学歴は問われないのが学術の世界ですよ。実績というのはようするに論文実績ですが。 論文は当該学会に会費を払えば、誰でも投稿することができます。査読を通るかどうかは内容次第ですが、学歴が低いからとはじかれることはありません。 歴史学じゃありませんが、人類学の分野ではハイスクール中退の学者、リチャード・リーキーという人物もいます。フィールドワークにおける発見と論文実績(論文は他の研究者の手を借りたそうですが)により、著名な人類学者となりました。私も書籍をもってますが、碌でもないと思ったことはありませんよ。
他回答にもあるように、歴史研究家となって本を出すのは可能。けれども、誰も雇ってくれないし、給料くれないので、食っていけないだけです。
自分で調査勉強して研究家って名乗ればいいのでは? 田舎とかいったらいっぱいいますよ~ 郷土史研究家って名乗ってるおじさん、おじいちゃんetc. 自費出版本まで出してたり
基本的なことをいえば、人文系の研究者に学歴は関係ありません。しかし、史学で研究者として学界に認められるためには、査読誌に研究論文を複数発表するか研究書籍を発表して、これらが学会で評価される必要があります。このためには史料に基づき実証がなされなければ行けません。これには史料解読の豊富な経験が必要で、独学でこれをなすのはまず無理があります。ですから、研究者を目指す人は大学の史学学科に入学して、基本的な研究方法を学び、さらに大学院に進学して、これを高めます。そして、院博士課程修了時までに数編の研究論文を数編発表して、初めて研究者の入口に達します。これ以後は本人の努力次第で研究者として認められるようになります。この方法が研究者となる王道です。 これを独学でやるのはよほどの本人の素質と努力が必要でしょう。ただ、昔から出版界、特に中小出版社は利益を出すため売れることを重視しますから、学界の通説ではなく突飛な新説を唱える人を好み、これを出版しようとします。これらの著書の著者は経歴を見れば分かるように、史学の王道を進んだ人ではなく、非専門の人でまず史学研究方法による実証がなされていませんが。一例は、明智光秀の子孫と称して本能寺の変などに関する著書を発表して、テレビなどでも取り上げられている某氏です。 以上から、高卒のみで学界に認められる研究者になるのはまず無理でしょう。ただ、地方史の方面では、研究者層の少ないので、いわゆる好事家といわれる人が幅をきかせているところもかなりあります。ここでは高卒でも大丈夫です。
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