臨床心理士と認定心理士は、各上・格下という関係ではなく、そもそも資格としての性質が根本的に違います。 臨床心理士は、心理の専門職に就こうという人が、通常は大学で心理学を専攻した上で、大学院にて専門職としての勉強やトレーニングをして、資格試験の受験資格を得て、資格試験に合格して手にするもので、心理の専門職のための資格であり、心理の専門職に就かない人は、普通は資格試験ではねられて取得できません。 認定心理士は、大学で必要な心理学の科目を履修し、単位を取得した上で、申請してお金を払えば得ることが出来る資格です。したがって、大学で心理学を専攻し、心理学の学士の学位を取れば、その時点で認定心理士を持っているのと互角以上であるため、取る必要が無く、ある程度の心理学の知識を有していることを示すだけの趣味的な資格です。当然、職業に繋がるようなものではありませんから、成り立つ訳がないです。
なるほど:12
認定心理士は何かができるという「資格」ではなく、大学において心理学の色んな分野でムラなく単位をとったという証明の「称号」に過ぎません。さも難しく考えておられるようですが、科目履修の際にしっかり考えて心理学部・心理学科を卒業すればほぼ誰でも認定される程度のものですし、他学部・学科の学生であっても、要領のいい人ならちょっと工夫して得られるもので、指定大学院で学んで現場経験もして試験・審査を受ける臨床心理士と較べると数段階違います。経営学部を卒業した人が「経営学士」、法学部を卒業した人が「法学士」の学位・称号を得たとしても、公認会計士や弁護士のような仕事ができないのと同じです。なので、心理学部の卒業生でも、特に必要性を感じないのでわざわざお金を払ってまで認定を受けない人がほとんどです。 認定心理士で仕事につなげるというのはほぼ無理な事で、ごく一部で心理関係の補助的業務で、一般事務と扱いは大差ありません。 仕事にするなら、公認心理師、臨床心理士、医師、大学の教員レベルまで考えなければいけませんが、現在は臨床心理士であっても職業として成り立たせるのが困難で、生活に不安な無い方が、非常勤をいくつか掛け持ちしてなんとかやっているのが現状です。
なるほど:6
他の回答者さまも仰っていますが、臨床心理士が職能資格である一方で、認定心理士はその類ではありません。そのため、認定心理士としての職業が成り立たないのは当然であり、また臨床心理士と比較するような資格でもないのです。 むしろ認定心理士有資格者って、職業人として何が出来るのでしょうか?
なるほど:8
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