現在16歳の女です。 わたしは将来警察のサイバーテロ対策課に入りたいと思っています。それにあたっていくつかの質問が…

Question

現在16歳の女です。

わたしは将来警察のサイバーテロ対策課に入りたいと思っています。それにあたっていくつかの質問があります。

・いま文系の高校に通っているのですが、民間のIT企業に入るのは不可能ですか？

・大学に進学する場合どのレベルがボーダーですか？

・警視庁のホームページに載っている資格的なものは候補に挙がっている中のどれか一つを取得すればいいのですか？

Answer 1

こんばんは。
以下は「警視庁特別捜査官採用選考案内」です。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/saiyo/29/footer/pdf/agent-guide.pdf

>> いま文系の高校に通っているのですが、民間のIT企業に入るのは不可能ですか？
高卒ならば比較的簡単にIT企業には採用されやすいですが、「警視庁特別捜査官」の受験資格にあるIT企業での実務経験及び国家資格を取得する事は先ず不可能と断言します。

>> 大学に進学する場合どのレベルがボーダーですか？
国家公務員警察庁ではありませんから、東大みたいなトップクラス大学に進学する必要はありませんが、IT企業への就職は絶対に必要ですので、文系学部は論外になり、IT系国家資格を取得する学生が多い理系の情報系学部・学科に進学する事が絶対条件です。さらにIT系企業もピンキリであり、3年もしくは5年間の実務経験を積む為には大手企業に就職するしかありませんので、大手企業は今でも「超買い手市場」の為、「学歴フィルター」を使いますので、「学歴フィルター」で説明会にすら参加を許されない大学で無ければどこでも構いません(結果的には国立大学及び私立ならばGMARCHレベル以上になります)。

>> 警視庁のホームページに載っている資格的なものは候補に挙がっている中のどれか一つを取得すればいいのですか？
「サイバー犯罪捜査官(巡査部長)」が必要としている国家資格である、「ソフトウェアウェア開発技術者(現在の「応用情報技術者」)」、「情報セキュリティアドミニストレーター」・「情報セキュリティスペシャリスト」(現在の「情報処理安全確保支援士」)の2つとも取得必要であり、1つだけでは採用はあり得ません。
しかし、2つの昨年度秋試験の合格率は、
「応用情報技術者」→20.2%
「情報処理安全確保支援士」→17.1%
と極めて低い合格率で簡単には取れません。いずれも午後試験は記述式で相当勉強しないと、午後試験で落ちます。因みに、私は「情報処理安全確保支援士」に当たる「情報セキュリティアドミニストレーター」を平成18年度初試験に挑み一発合格しましたが(合格率は6.8%)、仕事もしながらの独学で受験を決めてから1年間は睡眠時間2〜3時間で帰宅後に猛勉強しました。相当辛かったです。

以上現実的な回答になりましたが、そうは簡単には、「サイバー犯罪捜査官(巡査部長)」はもちろん、「サイバー犯罪捜査官(警部補)」としては採用されません。
追加すれば、システム開発者としての知識は絶対に必要です。システム構築すらできないともはや受験資格はありません。
真剣に「サイバー犯罪捜査官」になりたいのであれば有名大学の理系情報系学部・学科に進学する事が先ずスタートになります。文系学部・学科に進学した場合には諦めてください。

Answer 2

1 文系の高校というのがよくわかりませんが、大学卒業後に民間IT企業に入ることはできます

2 大学は理系、目安はベネッセの大学入試偏差値60くらいでしょうか

3 それぞれの資格は専門分野が違うので、この中のどれか1つで構いません

まずは大学受験で、一般的に一流と呼ばれる大学の理系（情報工学）学部に合格するところがスタートラインです。高校に物理や化学、数学3の授業がないなら、予備校に通うしかありません。出来れば大学院（修士課程）への進学もお勧めします。

文系の大学卒でもIT企業には入れますが、情報セキュリティに関する専門的な実務経験が積めるような部署に配属される可能性は非常に低いです。特別捜査官の採用試験には職務経験の小論文が課せられますので、セキュリティの実務経験が豊富でないと突破は難しいでしょう。

Answer 3

どちらかと言うと新卒は採用してないと思うよ。
こういう専門性で経験が必要な特殊な業務は、外部からハッキングのプロフェッショナルをヘッドハンティングするのが常套手段。

何故ならば、大学卒業したばっかの何のキャリアもない人間に教える事なんてないから。

まだ分からないと思うけど、存在する業務をこなす仕事ではなく、未知の存在に対して知恵と知識をフルに活用してこなす業務だからです。

要は、未だ感染源も分からない、未知の殺人ウイルスを撲滅する仕事と考えた方がいいでしょう。