送電部門で鉄塔の保守点検、新設、塗装工事の施工管理を行なっている者です。 電力会社の子会社で現場監督を行なっております。 送電部門でも架空送電と地中送電で随分と差がありますので、私が担当の架空送電でお話し致します。 電力会社であれば事前に必要な資格は特にありません。 入社して随時資格を取っていく方式です。 高卒であれば電験3種や1、2級電気工事士を取得している方も多いと思います。 ですが送電線の業務に電気工事士はあまり必要ありません。 一部業務で鉄塔にある、航空障害灯に携わる時は電気工事士の資格は有効です。 ただ、電力さん(電力会社の社員)は直接工事を行う事はまずないです。 直営作業も研修で行いますが、鉄塔の昇り方や点検方法、2、3次系のがいし交換をちょろっとするぐらいです。 ただし、鉄塔に昇るためには、高圧・特別高圧電気取扱の特別教育を所定時間受講しなくてはなりません。 これも入社してから受講するので、事前に取る事はありません。 あとの工事は、外注いたしますので、特に資格は要りません。 今後取得した方がいい資格は、移動式クレーン、高所作業車、玉掛け、有機溶剤作業主任者、アーク溶接、ガス溶接、チェーンソーの取扱 実務経験要の資格 1、2級電気工事施工管理技士、1、2級土木工事施工管理技士、鉄骨の組み立て、型枠支保工、地山の掘削および土止め支保工、足場の組立て、建築物等の鉄骨の組立て ぐらいでしょうか。 と資格は書きましたが、電力さんでここまで持っている人は少ないです。 私の様な現場監督は立場上上記資格はある程度必要となります。 電力さんの主な仕事ですが 入社して数ヶ月は研修です。 基本的に社会人としてのマナーや基礎体力作り、電気の勉強、鉄塔の昇り方などです。 そこから各電力所や支社へ配属されます。 配属されると、先輩社員と一緒に工事の立会や検査へ行きます。 早い人では2、3年で設計者となり、工事の計画をします。 この計画とは施工管理ではなく、◯◯工事をしてほしいなーと言う仕様書を作成します。 ほとんどがデータの使い回しです。 日常の業務は担当工事の立会、異苦情対応、車やヘリコプターに乗っての巡視、書類整理、制約箇所との連絡などです。 架空送電でも伐採チームや用地チームなどもありますが、それは後々のことだと思いますので省略します。 写真は古くなった電力線の張替え工事の様子です。 工事を受注してから、計画書の作成や仮設工事、本体工事完成まで約半年です。 送電部門って実は電気の知識よりも土木の知識の方が要求されます。 と言いながら私は電気科卒なので、入社当初は土木関係はど素人でした。 でも、どうにでもなるものです。 入社が決まっているのであれば、どっしり構えていれば問題ありません。 山歩きも多いので、基礎体力をつけておく事はオススメいたします。
なるほど:2
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