解決済み
東京都の2017年実施の教員採用試験の問題です。 この論文を書くためのポイントや論点などを教えてください。小学校関係者の意見、現場の方々の意見なども聞きたいです。あなたは、第 ₃ 学年の学級担任である。年度初めの学年会で、学年主任から、「昨年度、授業中に先生や友達の話を最後まで聞かないで発言する児童や、給食当番や掃除当番の仕事を友達に押し付けてしまう児童が見られました。また、児童が学級で使う学習用具を元の場所に戻さないということも多く見られました。このような実態の改善を図るために、今年度の学年経営の方針は『学習や生活のきまりを守らせる。』にしたいと思います。」と報告があった。 学年会終了後、学年主任からあなたに、「先ほどの学年経営の方針に基づいて、学級経営の重点をどこに置き、どのように取り組んでいくか、具体的に考える必要がありますね。」と話があった。 問題 学年主任の発言を受けて、あなたなら学級担任としてどのように学級経営を行っていくか、「学習指導」と「生活指導」について具体的な方策を一つずつ挙げ、それぞれ₁₀行(₃₅₀字)程度で述べなさい。また、その方策を考える上での問題意識やまとめなどを含めて、全体で₃₀行(₁,₀₅₀字)以内で述べなさい。ただし、₂₆行(₉₁₀字)を超えること。
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現場の視点からお答えしたいと思います。まず大学生(院生)であれば現場の感覚と違う点もあるかと思いますが、フレッシュな考え方でもいいと思います。 学年経営方針が「学習や生活の決まりを守らせる」ということですよね。小学校3年生というと中学年となります。少しずつ決まりの意識が出てくるころでもありますが、まだまだ幼く、わからない子も多いでしょう。 学級経営の中で「学習指導」の観点から、「学習の決まり」とは何であるかを考えてみてください。例えば「手を挙げて発表する」「発表してくれる人の方を向く」「いい意見があったら拍手をする」「人の意見を笑わないで聞く」「先生が話すときには手を膝の上に乗せる」、何でもありますよね。それらに共通することを挙げるとしたら何でしょうか。 同じように「生活指導」では「当番の仕事を忘れずに行う」「時間を守る」「使ったものはきちんと元の場所に戻す」「物は大切に扱う」などありますね。これらも共通することを考えてみてください。 学習指導であれば「他の尊重」が考えられるでしょう。「あなたの意見もすごくいいけれど、お友達の意見にもっといいものがあるかもしれないね。例えば勉強しているときにいつも自分の答えが絶対あっているとは言えないよね。お友達に教えてもらったり、一緒に勧化たりすることも大切だよね。」という部分です。段々と「先生!聞いて聞いて!」という自分の意見を伝えたい姿勢から、だんだんと自分だけでなく周りの意見も大切だ、尊重していこう(とは考えませんが)という気持ちが沸いてきます。ただ、今の段階ではそこまでいかないので、先生が話をするとき、お友達が話をするときに向くことが「どんな心や気持ちを育てていくか」という点で方策を考えてみましょう。 生活指導では「一緒に生活する集団意識」があげられます。「当番が大変だからやりたくないんだよね。でもあなたがやらなかったら誰がやるのかしら?手伝ってくれる人がいたらうれしいけれど、いなかったらどうするの?」ということや「このクラスはみんなのクラスですよね。おうちと学校は違うよね。あなたの机、あなたの椅子、でもそれ以外に○○さんのもの、△△さんのものもあるよね。あなたがぐちゃぐちゃにしちゃったらみんな困るでしょ?もしなくしちゃったら全部自分で探すことになるでしょ?そのときに誰か一緒に探してって言って探してくれる子がいると嬉しいけれど、いつもお友達に探させちゃだめだよね。そのために自分のものは自分で整理していこうね」ということです。先生と子供たちではなく、先生も含め、友達も含めてみんなの教室という意識を高めるためにどんなことをしたらいいかです。 具体的にこれというものはあげていませんが、学年全体の意識と学級担任としての意識を考えましょう。 ちなみに、私は1年間でこのクラスが解散して次の学年になったときでも一人で頑張れる、次のクラスで活躍できる生徒になってほしいといつも考えながらやるようにしています。 そのような意識を持ちながら論文を書いてみるといいでしょう。
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